ラジオ波で得られる効果とは?メリット・デメリットも紹介

ラジオ波は、痩身エステのメニューのなかでも、人気のある施術のうちの一つです。
多くのエステサロンで導入されていますが「どんな効果があるのかはよく知らない」「使うときに何かデメリットはあるの?」と疑問を抱いている方もおられるかもしれません。
そこで本記事では、ラジオ波の施術で得られる効果や、メリット・デメリットなどを解説します。
ラジオ波の利点を理解したうえで施術を受けたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ラジオ波とは

30〜300MHzの高周波電磁波のことを「ラジオ波」といいます。
もとは医療の場で活用されていましたが、現在では美容の分野にも応用されている技術です。
この電磁波を肌に照射すると、ジュール熱という摩擦熱が発生して体を内側から温めます。
芯から温まると、体のリズムが整い、肌にハリが出たり、キュッと引き締まったりする効果が期待できます。
なお、ラジオ波は主に3種類あり、それぞれの特徴は以下のとおりです。
【ラジオ波の種類と特徴】
種類 | 特徴 | 期待できる効果 |
モノポーラ |
・+極と-極の器具が別々についている |
・体のリズムを整える |
バイポーラ | +極と-極の距離が短く、加温する範囲が狭いので、部分痩せ向き | ハリのある潤い肌になる |
マルチポーラ |
・3つ以上の電極からラジオ波が流れる |
・体のリズムを整え、美しいシルエットをつくる |
どの種類のラジオ波で施術を受けられるのかは、サロンや美容機器によって変わるので確認してみてください。
キャビテーションとの違い
エステサロンのメニューのなかで、ラジオ波とキャビテーションという言葉を一緒に見かけることも多いですよね。
キャビテーションとは、超音波が脂肪細胞に直接アプローチする施術のことです。
脂肪細胞そのものを破壊できるかどうかという点が、ラジオ波とキャビテーションの大きな違いです。
キャビテーションでは、脂肪細胞自体を減らせるため、健康を維持できる体を目指せます。
また、2つの施術の違いとして、キャビテーションでは破壊した脂肪を分解したり、ろ過したりする過程で肝臓や腎臓に負担がかかるという点も挙げられます。
ラジオ波で得られる効果

ここからは、ラジオ波によって得られる主な効果を紹介します。
効果①体やフェイスラインがスッキリとする
前述のように、ラジオ波は高周波電磁波で摩擦熱を起こして体を温める施術です。
体が深部からしっかりと温まることで、気になる部分がスッキリし、本来の健やかな状態を取り戻せます。
また、顔に使用すると温めとほぐし流す効果で肌が引き締まり、フェイスラインの印象も若々しくなります。
効果②トレーニングをサポートしてもらえる
ラジオ波は脂肪に直接アプローチできるわけではありませんが、体を内部から温めてイキイキとした状態に保ち、間接的にトレーニングをサポートすることが可能です。
超音波で脂肪細胞を振動させて脂肪にアプローチする「キャビテーション」をはじめとする、ほかの施術と組み合わせると、より高い効果を発揮できます。
関連記事:家庭用キャビテーションの特徴・効果とは?使い方や頻度もチェック
効果③肌を健やかな状態に保てる
高周波の電磁波を照射できるラジオ波は、角質層まで届き、細胞にまでアプローチできます。
その結果、肌にハリや弾力が生まれ、本来の美しい肌を取り戻せるのです。
ただし、顔の炎症や傷の状態が深刻な場合は、治療してからでないと施術を受けられない点に注意しましょう。
効果④リラックスタイムになる
ラジオ波は、肌の表面ではなく内部を温めるので、施術中は体の奥にじんわりと温もりが広がるような心地よい感覚があります。
ジェルを塗ってから施術するので、機器と肌のあいだに摩擦が起こることもなく、ゆったりとリラックスした時間を過ごせます。
体がポカポカする感覚は長時間続くので、施術後も心地よい感覚を味わえますよ。
ラジオ波の施術を受けるメリット・デメリット

多くの機能をもつラジオ波ですが、実はメリットだけでなく、デメリットもあります。
次でそれぞれ解説しますので、参考にしてみてください。
メリット
ラジオ波の施術を受けるメリットは、以下のとおりです。
【ラジオ波のメリット】
- 体のリズムが整ってスッキリする
- 肌が引き締まる
- トレーニングをサポートしてもらえる
- 肌を健やかな状態に保てる
- リラックスできる
- 痛みがない
- ほかの施術の効果を高められる
- 体が温まる
- 冷え改善
- 凝りが柔らかくなる
エステメニューのなかには、痛みを感じるものも少なくありませんが、ラジオ波であればほとんど痛みを感じずに施術を受けられます。
また、エステの開始時に使用しておくと、ほかの施術の効果を高められるのも嬉しいポイントです。
デメリット
続いて、ラジオ波のデメリットも紹介します。
【ラジオ波のデメリット】
- メイクしたままでは施術を受けられない
- 効果を感じるまでに時間がかかる場合がある
- 条件によっては施術を受けられない
ラジオ波はメイクをしたまま施術できないため、次に予定があると気軽に施術を受けにくい点がネックです。
施術を受ける方の体質や使用する機器によっては、複数回受けなければ効果が実感できないケースがあるのもデメリットと言えます。
また、以下の条件に当てはまる方は施術を受けられません。
【ラジオ波を受けられない方の条件】
- ボルトや人工関節など、体に金属が入っている方
- アトピー性皮膚炎や皮膚アレルギーのある方
- 顔に炎症や傷がある方
- 化粧品によるアレルギーの既往歴がある方
- 心臓疾患をお持ちの方
- 血液異常のある方
- 妊娠中または授乳中の方
- 神経障害
上記に当てはまる方は、安全のために施術を控えましょう。
ラジオ波の副作用
基本的に、ラジオ波は人体に悪い影響を及ぼさない電磁波だと言われています。
そのため、ラジオ波を受けたことによる副作用はほとんど起こりません。
しかし、体が温まることで赤みが出たり、機器を肌に強く当てすぎると内出血が起きたりするなど、まれに副作用が起こる場合があります。
また、家庭用ラジオ波の機器やセルフエステでラジオ波を使用する際、出力を誤るとやけどを負う可能性が高まります。
やけどを防ぐためには、同じ箇所にラジオ波を当て続けないようにマシンを常に動かしながら施術することを心がけてみてください。
もし、ラジオ波を使用したあとに、肌の赤みやヒリヒリするような痛みが続く場合は、軽度のやけどの可能性もあるので病院に行きましょう。
エステサロンでラジオ波を受けるのがおすすめの方

ラジオ波の施術を受けるには、エステサロンに行くか、家庭用美顔器を購入するかのどちらかを選択します。
どちらを選ぼうか迷っている方に向けて、まずはエステサロンでの施術をおすすめする方の特徴を紹介します。
ほかのエステメニューも受けたい方
キャビテーションやサーマルフラクショナル、EMSなど、ラジオ波以外の施術もあわせて受けたい方はエステサロンがおすすめです。
エステサロンには専用機器がそろっており、豊富なメニューも用意されています。
メニューを組み合わせると相乗効果が生まれる場合もあるので、より本格的な瘦身エステをお求めの方は、サロンを利用するとよいでしょう。
時間を確保できる方
ラジオ波の施術をエステサロンで受けるには、サロンに行く時間を確保できる、かつ施術のためにメイクを落としても問題ない日を作らなければなりません。
美容デーとして十分に時間をとれる方はサロンでの施術が向いていますが、忙しくてあまり時間のない方はセルフケアに挑戦するのも一つの手です。
家庭用美顔器を購入するのがおすすめの方

現在は、さまざまな家庭用美顔器が販売されており、自宅でもラジオ波を施術できます。
ここからは、自宅での施術のほうが適している方の特徴を紹介します。
節約したい方
エステサロンは行くたびに高額な料金がかかりますが、家庭用美顔器であればその費用を節約できます。
初期費用はかかるものの、複数の機能を搭載し、業務用の機器と同程度の出力を出せる家庭用美顔器を選べば、コストパフォーマンスも高くなります。
好きなタイミングで照射したい方
家庭用美顔器を使えば、エステサロンの予約や移動の手間もかからず、好きなタイミングでラジオ波を照射できます。
たとえば、1日の終わりにラジオ波で体を温めて、凝りをほぐし、リラックスしてから就寝するといった使い方は、自宅でのセルフケアならではの魅力でしょう。
ラジオ波の施術を受ける際のポイント

ラジオ波は効果的で安全性の高い施術ですが、注意しておきたいポイントが2つあります。
継続して受ける
ラジオ波は、脂肪量が多い方ほど効果を感じやすいのが特徴です。
そのため、水分を貯め込みやすい方や体脂肪率の低い方のなかには、1回の施術ではあまり効果を感じられず、不満に思う方もいらっしゃるかもしれません。
何度か施術を受けていると徐々に効果が出やすくなるので、2回3回と継続するようにしましょう。
適切な頻度で受ける
継続して施術を受けることをおすすめしましたが、ラジオ波を短期間のあいだに繰り返し施術すると、かえって肌に負担をかけてしまいます。
一般的に、ラジオ波の適切な施術頻度は、エステサロンの場合は1週間に1回程度、家庭用美顔器であれば1週間に3回程度とされています。
最適な頻度は体質や使う機器によっても変わるので、エステティシャンや商品サイトを通して確認してください。
十分に水分をとる
ラジオ波の施術を受ける前は、しっかりと水分をとっておくこともポイントの1つです。
ラジオ波の施術を受けると、体が温かい状態を保てるようになったり、スッキリとした毎日を送れるようになったりするなど、体にとって多くの嬉しい効果があります。
このように、快適な毎日をサポートするためにも、水分をとることが重要だと言えるのです。
水分をとる際は、体を冷やさないように常温の水や白湯を選びましょう。
糖分が含まれるジュースやアルコールなどは、施術を受けると体の吸収力が上がって脂肪になりやすいため、控えることをおすすめします。
また、ラジオ波は体内の水分を利用して発熱させる施術であるため、体内が水分不足とならないように対策するという意味でも、水分をとっておくことは大切です。
痩せやすい時期を選ぶ
痩せやすいときに、ラジオ波で体をより活発な状態にすると、さらに高い効果が期待できます。
女性の体は、月経後から排卵日前が特に痩せやすい時期と言われています。
この時期は、むくみが解消したり代謝が上がったりしているため、ダイエットする時期としてはぴったりです。
また、春や夏よりも冬のほうが痩せやすい傾向にあるため、施術を受ける季節も意識してみるとよいかもしれません。
キャビテーションと合わせて受ける
ラジオ波は痩せやすい体づくりをサポートできますが、脂肪を直接減らせないため、脂肪に悩む方は物足りなさを感じるかもしれません。
キャビテーションは脂肪細胞に直接アプローチするため、余分な脂肪をなくすことができます。
しかし、マッサージや運動などのセルフケアを行わないと、壊れた脂肪を体外に排出することはできません。
そこで、脂肪を破壊してくれるキャビテーションと、体の巡りを良くしてくれるラジオ波を組み合わせると、効率的に理想のスタイルに近づけるというわけです。
より高い痩身のサポート効果を求めている方は、この2つを組み合わせて施術を受けてみてはいかがでしょうか。
ラジオ波の施術を受ける場合にかかる費用の目安
エステサロンの場合、ラジオ波の施術は1回あたり5,000円から20,000円程度が費用の相場です。
継続したいと考えると、人によっては少し高いと感じる値段かもしれません。
さらに、1回目と2回目以降で料金が変わることもあるため、ご自身が通える料金設定がされているのかも知っておくと安心です。
そこで、経済的な負担を減らしてラジオ波を継続したい方は、家庭用美容器を購入するのも一つの手です。
多くのエステサロンでは、120分の施術を6回受けられるコースのように、回数を相談してラジオ波の施術を受けられるようになっています。
しかし、個人差はありますが、決められた回数では理想のスタイルに近づけず、回数を追加するケースも多くあります。
予算に合わせてエステサロンを選択しても、当初の予定より高い費用がかかることもあるかもしれません。
その点、家庭用美容器は一度購入すれば、それ以上費用がかさまないため、安心して継続できそうですよね。
たとえば、家庭用美容器のMetaLTは165,000円(税込み)で販売されています。
1か月、1年とたくさん回数を重ねたいと考えると、この値段で使い続けられるのはお得だと言えるのではないでしょうか。
業務用と家庭用でのラジオ波の効果の違い
現在では家庭用ラジオ波の機器も増え、エステサロンやセルフケアなど、ラジオ波の施術を受ける場所も広がっていますよね。
ラジオ波の仕組み自体は、業務用も家庭用も変わりませんが、出力の高さに違いがあるため、得られる効果には差が生じてしまいます。
クリニックやエステサロンで扱う業務用のラジオ波は、高出力の機器が使用されています。
そのため、家庭用と比べると体の温まり方や効果を感じるスピードには違いがあるのです。
対して、家庭用ラジオ波の機器は事故を防いで、安全に使用してもらうために機器の出力が低く設定されているものが多くあります。
効果が出ないということはないものの、体の温まり方が緩やかだったり、効果を実感するまでに少し時間がかかったりするという点は、覚えておきましょう。
ラジオ波で体の奥から温め、健やかな体やスッキリしたフェイスラインを維持しよう

いかがでしたでしょうか。
ラジオ波は、肌の内側を温めて凝りのほぐし、体のリズムを整えるほか、トレーニングをサポートする効果があります。
また、細胞にアプローチして肌にハリや潤いを与えたり、リラクゼーションとして楽しんだりすることも可能です。
エステサロンと家庭用美顔器のどちらでも施術可能なので、ご自身に合ったほうを選んで利用しましょう。
株式会社NBSでは、1台で5役をこなす家庭用美顔器『MetaLT』を提供しています。
ラジオ波だけでなく、サーマルフラクショナルやEMSなどを含む人気の施術メニューも搭載しており、家庭用でありながら業務用機器に匹敵するパワーを備えています。
家庭用美顔器をお探しの方は、ぜひ商品ページもご覧ください。