ポテンツァに期待できる4つの効果とより良い結果を得るためのコツ

美容系の情報を探している方に向けて、ポテンツァの効果について解説します。
効果的だと話題のポテンツァ。

 

しかし「ダーマペンとどちらの効果が高いのか？」「どのような効果が期待できるのか？」と、悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか？
初めて受ける施術は、あらかじめある程度の知識を備えておきたいものです。

 

そこで今回の記事ではポテンツァの効果について解説します。
参考にしていただければ、ダーマペンとの違いや期待できる効果がおわかりいただけるはずです。

 

ポテンツァにはどんな効果がある？症状別に紹介

それでは最初に、ポテンツァに期待できる効果について見ていきましょう。
4つの症状別にご紹介しますので、ご自身の悩みに対して効果があるかどうか確認してください。

効果1：ニキビ・ニキビ跡

まずはニキビやニキビ跡に対しての効果です。
ポテンツァは高周波の照射によって皮脂腺にダメージを与えます。
そのため皮脂の過剰分泌によるニキビを抑える効果が期待できるでしょう。
また肌の細胞を活性化させる働きがあることから、ニキビ跡の改善も促します。
クレーターなど重度のニキビ跡への硬化も期待できるため、ニキビやニキビ跡に悩まされている方におすすめの施術方法です。

効果2：赤ら顔

ポテンツァには赤ら顔を改善する効果もあります。
高周波を照射すると血管の生成が抑えられるためです。

 

赤ら顔の原因はさまざまですが、毛細血管が多く作られすぎていることが原因となっていることが多いもの。
「毛細血管拡張症」と呼ばれています。
そのため改善をはかるには、血管の生成を抑えることが大切です。

 

ポテンツァの血管生成を抑制する作用を利用すれば、赤ら顔の症状改善も望めるでしょう。

効果3：シミ・肝斑

シミや肝斑などの色素沈着にも効果が期待できます。
ポテンツァは色素沈着の原因となるメラニンを作り出す、メラノサイトに働きかけられるだけでなく、メラニンの排出を促すためです。
メラノサイトにダメージを与え、メラニンの生成を抑えられれば、新たなシミや肝斑が作られる可能性は低くなります。

 

さらにポテンツァには肌の代謝を促す作用があります。
代謝により、古くなった肌とともにメラニンを排出できれば、すでにできてしまっているシミや肝斑の改善も期待できるでしょう。

 

シミや肝斑に対しては、「排出」と「抑制」のダブルの効果が見込めます。

効果4：小ジワ

ポテンツァに期待できる効果として最後にご紹介するのは、小ジワの改善です。
高周波の照射により肌に刺激が与えられると、コラーゲンやエラスチンなどの物質が生成されやすくなります。
コラーゲンとエラスチンはともに、肌を支える働きを担うものです［1］。
肌はコラーゲンやエラスチンが失われるとハリや弾力がなくなり、シワができやすい状態になります［1］。
そこでポテンツァによる照射で肌に必要な成分の生成を促すと、本来の肌の機能を高められることから小ジワ改善に効果的です。

ポテンツァの持続期間と施術回数の目安

次に、ポテンツァの持続期間と施術回数の目安について見ていきましょう。
これから施術を受けようと思われているなら、ご紹介する持続期間と施術回数を目安にしながら通院してください。

持続期間

ポテンツァの効果が持続する期間は、1～3か月ほどです。
ただし個人差があり、施術を受けた回数によって持続期間も変わります。

 

最初のころは効果の持続は短い傾向です。
施術によって受けた刺激から、肌が回復しようとする力が発揮されるためだと言われています。
しかし回数を重ねるごとに効果の持続期間は長くなっていくため、何回か施術を重ねることが効果的です。

施術回数の目安

施術回数の目安は、施術の目的により変わります。
おおよそ3回程度受ければ効果が高まるとされていますが、より詳しい回数は次のとおりです。

【施術回数の目安】

• 重度のニキビ跡：5～10回
• 重度のニキビ跡以外：3～5回

重度のニキビ跡を改善するには、最大10回程度の施術が必要となることがあります。
しかしその他の美容系の施術と比べると、少ない回数で効果を実感できるでしょう。

 

3回を目安にして、その後はご自身の肌の様子を見ながら通うのがおすすめです。

ポテンツァの効果を高めるにはチップ選びがポイント

ポテンツァの効果をより高めるには、「チップ選び」がポイントとなります。
効果の現れ方はチップにより変わるため、チップの種類ごとの特徴を知ることと、悩みに合わせてチップを選べるようになることが大切です。
ポテンツァでは先端にチップを装着して施術を行います。

 

大きくわけると「マイクロニードルRF」と「ダイヤモンドチップ」の2種類に分けられます。
しかしマイクロニードルRFにも種類があり、たとえば肝斑に効くものと、小ジワに効くものは別。
2024年4月時点で、13種類が揃っておりそれぞれ効果が異なります。

 

ダイヤモンドチップはたるみやタイトニングに効果的で、引き締めを期待するならダイヤモンドチップで良いでしょう。
チップの選択は美容皮膚科にて相談すれば提案してもらえるはずです。
しかし施術を受ける前に、あらかじめ知識を身に着けておくとスムーズに施術を始められるようになります。

ポテンツァとダーマペンとの違いについて

ポテンツァと似ている施術方法に「ダーマペン」があります。
どちらの施術を受けようか悩んでいる方もいるのではないでしょうか？
そこでポテンツァとダーマペンはどのように違うのか、効果の面も含めて見ていきましょう。

違い1：マイクロニードル＋ラジオ周波でより深い層へアプローチ

マイクロニードルに加えて、ラジオ周波によってより深い層へとアプローチできるのがポテンツァです。
ダーマペンとポテンツァは、どちらもマイクロニードルによる治療です。

 

しかしポテンツァはラジオ周波による照射が行えるため、ダーマペンよりも肌の奥にまで効果をもたらせるのが違いと言えます。
そのためダーマペンに比べて痛みが強い傾向がありますが、その分、効果が高いことが特徴。
マイクロニードルだけであるか、マイクロニードル+ラジオ周波で施術を行うかが最も大きな違いでしょう。

違い2：ドラッグデリバリーシステムで薬剤を均一に届ける

ポテンツァには「ドラッグデリバリーシステム」によって、薬剤を均一に届ける能力が備わっています。
ドラッグデリバリーシステムとはポンピングするタイプのチップのこと。
マイクロニードルを抜く際に空気が押し出され、空気とともに薬剤が均一に届けられるのが特徴です。

 

皮膚の中でニードルから空気が出ると、皮膚の中に入った薬剤が空気によって押し込まれ、より深く、広く届けられます。
ドラッグデリバリーシステムはダーマペンにはありません。
ダーマペンはシンプルに、ニードルを通じて薬剤を浸透させるだけの仕組みであるためです。
ドラッグデリバリーシステムの有無も両者の違いのひとつと言えるでしょう。

違い3：料金はダーマペンよりも高額

ポテンツァの施術料金はダーマペンよりも高額です。
目安ではありますが、ダーマペンが23,000～45,000円ほどであるのに対し、ポテンツァは28,000～82,000円ほどになります。
ポテンツァの方が仕組みが複雑であるからかもしれません。

 

しかし料金が安い施術方法を希望している方にとっては、少々高いと感じられることもあるようです。

違い4：多彩なチップで幅広い肌悩みに対応

チップの種類が豊富で、幅広い悩みに対応できることもポテンツァとダーマペンの違いです。
まずはダーマペンとポテンツァが対応できる肌悩みについてまとめてご紹介します。

ダーマペン	ポテンツァ
肌のハリ改善 弾力の回復 ニキビ跡 毛穴の開き 毛穴のたるみ 小ジワ改善 タイトニング	シワ たるみ ニキビ ニキビ跡 毛穴の開き クレーター 肝斑 シミ 赤ら顔

共通しているところも多いですが、ダーマペンでは肝斑やシミなどの色素沈着、赤ら顔には対応できません。
ポテンツァは13種類のチップを交換することにより、ダーマペンよりさらに幅広い肌悩みの解消を目指します。

ポテンツァのメリット・デメリット

ポテンツァはダーマペンの進化系とも言え、優れた施術方法です。
しかしメリットばかりではありません。

 

これから施術を検討している方は、メリットとともにデメリットも把握しておきましょう。

メリット

それではメリットからご紹介していきます。

【メリット】

• さまざまな肌悩みに対応できる
• 通院回数が少なくても効果を実感しやすい
• ダウンタイムが短期間で終わる

解説してきたように、ポテンツァはさまざまな肌悩みに対して幅広く対応できます。
さらに通院回数が少なくても効果を実感しやすく、高い満足度が得られるのではないでしょうか。
ダウンタイムも短期間で終わるため、長期的な休暇を取らなくても、気軽に施術を受けられることもメリットです。

デメリット

続いてはポテンツァのデメリットについて見ていきましょう。

【デメリット】

• 身体の状態によっては施術が受けられない
• 継続的に施術を受けなければならない
• ダウンタイムがある

ポテンツァは身体の状態によって、施術を受けられないことがあります。
たとえば妊娠中・授乳中の方、体内に金属が入っている方、日焼けをしている方などが対象です。

 

また継続的に施術を受けなければならないため費用がかさみます。
ダウンタイムも短いとは言えゼロではなく、痛みや内出血、腫れが気になるかもしれません。

ポテンツァの副作用やリスク

施術前に知っておいていいただきたいことのひとつが、副作用やリスクについてです。
ポテンツァは安全性の高い施術方法ではありますが、副作用が生じるリスクもあります。

副作用・リスク1：赤み・腫れ

副作用として代表的なのが、施術部位に現れる赤みや腫れです。
ただしポテンツァの副作用の中でも最も軽微であることが多く、1～2日で目立たなくなるでしょう。

 

気になるようであればマスクやサングラスで隠せば乗り越えられる程度のものです。

副作用・リスク2：熱感

熱感もよく起こる副作用のひとつです。
ヒリヒリとした感覚や、肌が熱を帯びたような感覚があるかもしれません。
日焼けをした後のようなイメージです。

 

赤み・腫れよりも少々長引くことが多いですが、ほとんどのケースで1週間程度で軽減されます。

副作用・リスク3：出血・内出血

ポテンツァではニードルを肌に刺すことから、出血や内出血が引き起こされることも。
しかしマイクロニードルは非常に細い針であり、目立つほど出血することはありません。
傷口は施術当日に塞がってしまい、翌日からメイクも可能なほどです。

 

内出血は肌の色の変化が気になるかもしれませんが、1週間から2週間もすれば目立たなくなります。
ただし施術の特性上、出血や内出血が起こることがあることも把握しておいてください。

副作用・リスク4：かさぶた・ざらつき感

続いての副作用は、かさぶたやざらつき感です。
わずかながらニードルによって傷口を作る施術方法であるため、かさぶたができるのは致し方ないことでしょう。
見えないほどの小さなかさぶたが作られ、ざらつきが感じられることもあります。

 

かさぶたやざらつき感は約1週間でほとんどなくなります。
早く改善させるために大切なことは、気になる部分を触ったり、かさぶたを剥がしたりしないことです。
触らずにいればすぐに良くなります。

副作用・リスク5：色素沈着

最後に、色素沈着のリスクについて解説します。
ニードルで肌を刺すことから、炎症が起きることがあるためです。
炎症が起きた肌はメラニンを作り出すため、色素沈着として残ってしまうことがあります。

 

もし副作用として色素沈着が生じたなら、できる限り早めにクリニックへと相談してください。
適切な処置が行われれば、半年以内に目立たなくなってくるでしょう。
そのまま放置すると残ってしまう可能性もあるため、必ず相談することが大切です。

ポテンツァを受けられない人

前述でも少し触れましたが、ポテンツァは身体の状態によって受けられないことがあります。
施術を受けられない方の条件についても確認しておいてください。

【条件】

• 妊娠中・授乳中の方
• 金属アレルギーの方
• 施術部位の周辺の肌の下に金属を入れている方
• 皮膚疾患のある方
• 皮膚が弱い方
• ケロイド体質の方
• 日焼けをしている方
• 施術部位に傷のある方
• 糖尿病の方
• 自己免疫疾患のある方
• 悪性腫瘍のある方

これらの条件に当てはまる方は、事前に必ず医師に相談をした上で、施術を受けられるかどうか判断してもらってください。

ポテンツァは幅広い肌悩みに効果的

いかがでしたでしょうか？
この記事を読んでいただくことで、ポテンツァの効果についてご理解いただけたと思います。

 

ポテンツァはダーマペンとは違い、高周波を照射することによってより幅広い肌悩みに対応できる施術方法です。
ただしデメリットがあったり、受けられない方がいたりするので、今回の記事を参考にして施術を受けるべきか判断しましょう。

 

NBSではご家庭で効果的なケアができる、家庭用全身美容器『MetaLT』を提供しています。
5つの機能があり、マイクロカレントやサーマクールも業務用と同じ周波数にて開発。
ポテンツァの施術を受けようと考えられているなら、ぜひその前に「MetaLT」もお試しください。

［1］

参照：JSTAGE：（PDF）シワ形成メカニズムと抗シワ製品