理想的なハイフの照射頻度とは?効果を得るためのポイントも紹介
ハイフ(HIFU)は、「High Intensity Focused Ultrasound(高密度焦点式超音波治療法)」の略称として知られている美容施術の名称です。
顔または首にのみ限られますが、たるみをSMAS筋から引き上げる効果が期待できるため、アンチエイジングに人気があります。
ここではハイフを受ける場合の部位・目的ごとの頻度と、適切な間隔で施術を継続するべき理由や期待できる効果について紹介します。
ハイフをご検討中の方はぜひご覧ください。
ハイフを受ける頻度
ハイフを受けるときは照射する部位と目的が重要になります。部位によっては脂肪がしっかりとついており、引き締め効果を得るまでに時間がかかる場合があるためです。
ただし、頻度としては3週間から1ヶ月に1回程度で、1ヶ月のうちに頻繁に通う必要はありません。
部位ごとの頻度
顔への施術は、脂肪がしっかりついているフェイスラインの場合少なくとも2回以上の照射が必要です。
頻度は3週間から1ヶ月に1回程度で問題はありませんが、美容サロンで行われるハイフよりも照射パワーの強い医療用ハイフのほうが、効果の持続が期待できるでしょう。
体については、太ももやお腹のように脂肪量が特に多い場所をケアする場合は繰り返しの施術が必要です。また、通常の顔用ハイフではなく「HIFUボディ」などと呼ばれる、ボディ用のハイフを使用するようにしましょう。
顔よりもパワーの強い機器を使用するため、美容整形外科などの医療機関で医療用ハイフを使用します。頻度としては1ヶ月から2ヶ月に1回程度を、ボディの変化をみながら継続します。
目的ごとの頻度
皮膚や脂肪のつきかた、量によって細かな違いはありますが、ハイフを受ける場合は以下のような頻度が目安です。
【ハイフの目的ごとの頻度】
- お試し:1回
- 小じわの解消:2回 〜
- 顔やせ(小顔):3回〜
- たるみの解消:3回〜4回またはそれ以上
- 痩身:範囲によっては5回以上
お試しで効果をチェックしたい場合は、1回のみの施術体験が可能です。
その後、続けて効果を実感していきたい場合は3週間以上間隔をあけてから再度来院、または来店して施術を受けましょう。
小じわの解消のみであれば最低でも2回、小顔効果を狙う顔やせには3回以上継続して行い、変化をチェックすることをおすすめします。たるみの場合は部位と皮膚の状態によって4回、またはそれ以上の回数が必要です(皮膚のみがひどくたるんでいる方は、ハイフ以外の施術や治療を提案される可能性があります)。
医療機関でのみ使用されている医療用ハイフは、全身または脂肪量の多い部分を中心に照射してシェイプアップを行う方法です。超音波が脂肪細胞にアプローチすると、細胞は破壊され二度と再生しなくなり、その部分の脂肪減少が期待できます。
ただし、脂肪量が元から多くたっぷりと脂肪細胞が育ってしまっている場合には、1回や2回の施術では十分な効果が期待できません。
1ヶ月から2ヶ月に1回の頻度で繰り返し通いながら、施術と並行して太らないように注意しなければなりません。
ハイフを適切な頻度で受けなければならない理由
ハイフを適切な頻度で受けなければならない理由は、大きく分けて2つです。それぞれ詳しく確認していきましょう。
理由①効果が得られるまでに時間がかかる
理由の1つめとして、十分な効果が得られるまでに時間がかかる点が挙げられます。
たとえば医療用ハイフをボディに使って痩身を行う場合、1回だけでは十分な脂肪細胞を破壊できません。何回か通っていって、破壊された脂肪細胞が体外に排出されるなどして、体型の変化を少しずつ実感するケースが一般的です。
また、ハイフには脂肪細胞を破壊する力がありますが、代謝が落ちて血行不良やむくみが生じているケースでは、脂肪の減少効果が見た目から感じにくいかもしれません。
脂肪の破壊と血行不良はそれぞれ異なるアプローチで解消していく必要があるため、ハイフのみで効果を得るにはそれなりの時間がかかってしまうのです。
理由②ダメージから回復する期間が必要
ハイフは超音波を使い、「点」としてピンポイントに照射を行って、たるみの解消や痩身効果を与えていきます。
照射された部分には強力な熱エネルギーが届くため、ダメージを受けた部分には回復期間が必要になります。
個人差こそありますが、熱によるダメージからの回復するためには、最低でも3週間以上間隔をあけなければなりません。
多くの方が3週間以内に回復できますが、治療としてハイフを受けている方は次の施術までに医師の診断が必要になります。
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ハイフで得られる効果
ハイフでは、主に4つの効果が期待できます。リフトアップ・肌質改善・シワの改善・ダイエット効果のそれぞれについて詳しくみていきましょう。
効果①皮膚のリフトアップ
ハイフに使用される超音波は、表皮の奥深くにまで届き筋膜の層まで到達します。SMAS筋膜とも呼ばれる部分ですが、筋膜よりも手前に存在する皮下脂肪にもしっかりと熱が伝わるため、収縮効果をもたらして皮膚も一緒に引き上げられます。
皮膚が引き上げられると、その部分はハリを取り戻したようにリフトアップ効果が加わります。自力での引き締めが難しく、むしろどんどんたるんでいってしまう部分がすっきりとリフトアップします。
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効果②肌質改善
ハイフは真皮層を含む深層部までエネルギーを与えるため、ダメージを与えられた部分が回復する過程でコラーゲンやエラスチンなどを再生成し、肌の内側から活性化させることができます。
ハイフの施術直後は皮下組織がダメージを修復しようとして古い細胞を排出し、新しい細胞を生み出そうとします。人為的なターンオーバーによって、肌質を改善へと導きます。
効果③シワ改善
強力なリフトアップ効果をもつため、小じわやシワにもアプローチを行います。シワができる仕組みは皮膚の奥にある筋肉や真皮層の衰えですが、それらの部分を活性化すると新陳代謝が促され、皮下の再生とともにハリが蘇ってシワも目立たなくなっていきます。
シワによって窪んでしまった部分も、ターンオーバー効果を与えれば弾力が戻ります。ピンポイントで照射ができるため、狙ったシワだけを改善できるのもハイフのメリットといえるでしょう。
効果④ダイエット効果
ハイフで筋膜層に刺激を与えることは、ダイエットにも繋がります。施術による超音波で、刺激を受けた部分の脂肪を分解できます。
分解された脂肪は、老廃物と共に体外へと排出されます。脂肪が排出された分、ダイエットにも繋がるので一石二鳥です。ハイフを辞めたからといって、リバウンドの心配もありません。
ハイフの効果を高める方法
ハイフの効果をさらに高めるためには、どのようなポイントに注意すべきなのでしょうか。4つの方法をそれぞれチェックしていきましょう。
方法①適度な間隔をあける
ハイフは超音波を使った施術のため、一度皮下組織にダメージを与えてから、その後の回復期間を経て変化を生み出します。ダメージを与えられた直後は目立った変化がなく即効性もありませんが、しっかりと期間をあければ徐々に効果が生まれてきます。
目安としては、施術を受けてから約1ヶ月が経過したころに効果と呼べる変化が出てくるといわれています。個人差があるため、1ヶ月から3ヶ月程度は間隔をあけて、照射部位のダメージが治癒してから再度施術を受けるようにしてください。
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方法②適切な回数を受ける
美容整形のように物理的な処置ではないため、ハイフの照射は一定の回数が必要になります。1回だけではほとんどの場合効果を実感できない可能性があり、2回・3回と繰り返していくなかで変化がついてきます。
施術を受ける方の状況によって適切とされる回数は異なり、たとえば広範囲の痩身を目的とする方なら、脂肪の量によっては5回以上の施術が必要になる可能性もあります。
適切な回数が知りたい方は、ハイフを受ける予定のサロンや医療機関でカウンセリングを受け、悩みに応じた照射回数を確認してください。
方法③保湿・紫外線対策・水分補給を行う
ハイフの施術を行った部位は、ピンポイントで熱エネルギーが加わっているため水分が少なくなります。施術後少なくとも1週間以上は肌の表面をしっかりと保湿し、バリア機能が衰えているため紫外線対策もしっかりと行いましょう。
新陳代謝を促すために、体内にも水分補給を十分に行ってください。施術直後だけではなく、照射した部位が回復するまでは十分な保湿と水分補給を習慣にしましょう。紫外線対策としてビタミンCを含む食品を摂る方法もおすすめです。
方法④ほかの施術と組み合わせる
ハイフだけで効果が実感しにくい方は、他の施術とも組み合わせてみましょう。ただしハイフを照射した部分は、強い刺激が加わる施術・治療はNGです。マッサージや他の美容機器による照射、その他の物理的治療はすべて控えてください。
ハイフと併用できる施術としては、美容皮膚科や美容整形外科で提供されているヒアルロン酸注射、ボトックス注射が挙げられます。施術部位にもよりますが、医師の診断を受けて施術可能となった場合は、お悩みの解消にぜひ複数の施術を併用してみてはいかがでしょうか。
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悩みに合わせてハイフを取り入れよう
今回はハイフの効果や期間、効果を高めるためのポイントについて紹介しました。
人によりお悩みの箇所や程度は異なりますが、ハイフの長所であるリフトアップ・痩身効果をうまく取り入れていきましょう。
ハイフの施術が難しい、または自分自身の悩みに適していなくても、医療機関やサロンでは複数の施術や治療が検討できます。カウンセリングと話し合いを行い、悩みの解消に合う方法をいろいろと検討してみてください。
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NBSへ入社後、エステサロンの勤務から始まり、数々の経験を経て店舗責任者として勤務。
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