サーマクールがおすすめな人の特徴や施術の流れやリスクをチェック

サーマクールは、高周波のラジオ波を当てて熱エネルギーを加え、その部位が回復する際に自然治癒力によって肌の組織を活性化させていく施術です。主に皮膚のたるみに使用され、美顔・美肌・アンチエイジングに利用されています。

この記事では、サーマクールの目的と仕組み、施術がおすすめな方の特徴や実際の施術の流れを詳しく紹介します。サーマクールをお考えの方は施術を受けるにあたって注意しておきたいポイントもあわせて、ぜひチェックしてください。

サーマクールとは？

サーマクールは、「ThermaCool」という名称のとおり熱の力でフェイスリフトやシワ・たるみの改善を目指す施術です。
照射に使用されるラジオ波は電磁波よりも波長が長いため、人体に大きなダメージを与えず適度に熱を加えることができます。

サーマクールの主な機能は、肌の引き締め（タイトニング）です。
熱凝固と呼ばれる作用を皮膚の奥にある真皮層にもたらし、狙った部分にダメージを与えます。
ダメージを負った部分は収縮し、その時点で引き締め作用がもたらされます。

照射をするだけでも引き締め効果が実感できる可能性がありますが、真皮層では回復のプロセスとしてコラーゲンの再生成を行うため、肌の内側から弾力が生まれてきます。肌の活性化、若返りやアンチエイジングにサーマクールが利用されるのはこの作用のためです。

脂肪が少ない方の場合、サーマクールを受けても極端な変化は実感しにくい可能性がありますが、ある程度脂肪がついており加齢によってたるんでしまった部位については、フェイスラインや頬のように外から見てわかりやすい部位を選ぶことで、変化が実感できる可能性があります。

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サーマクールをおすすめできる方の特徴

サーマクールはどのような方におすすめできるのでしょうか。
特徴を5つに分け、それぞれ詳しくチェックしていきましょう。

特徴①フェイスラインをすっきりさせたい方

フェイスラインがたるんでおり、ある程度脂肪もついているケースはサーマクールに適しています。加齢とともに肌は弾力を失い、脂肪の有無に関わらずたるんでいきますが、脂肪がついているとたるみが目立ちやすい特徴があります。

サーマクールによる引き締め効果でたるみが解消されてくると、顔にハリ・ツヤが戻ったように感じられるでしょう。

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特徴②目もとの小じわを目立たなくさせたい方

サーマクールは目もとの小じわ解消にも効果を発揮します。目もと専用のチップを使用する「サーマクール・アイ」は、目のまわりにできたちりめんジワなどをケアする施術です。

サーマクール・アイのように目もとに特化した施術であれば、皮膚が薄い目のまわりも施術ができます。顔や体と同じくラジオ波を照射しますが、眼球まで熱エネルギーが及ばないように熱の発生深度を浅く調整しています。

特徴③ダイエットが目的の方

サーマクールには引き締め効果があるため、二の腕のようにたるみやすい部分に対してはすっきりと見せる効果が期待できます。二の腕は脂肪がつきやすく、皮膚がたるむと重力にしたがってたるんでしまう部分のため、サーマクールによる引き上げ効果が現れやすい部分です。

また、ボディ用にチップを改良した「サーマクール・ボディ」という施術はセルライトの引き締めに特化しており、照射面積を大きくして施術を行うため、従来の顔用サーマクールよりも効果を実感しやすくなっています。

特徴④皮膚がやわらかい方

皮膚が硬いと柔軟性に乏しいため、引き締め効果が現れにくい可能性があります。一方で皮膚がやわらかい方は、柔軟性が高いため皮膚が伸びやすい特徴をもっています。

サーマクールを使用すると、伸びてしまった部分が収縮をするため引き締め効果が生まれ、変化や違いが実感できるようになります。

特徴⑤ニキビや毛穴の開きを改善したい方

サーマクールは心臓疾患を含む全身疾患や既往症がある方、体質的に創傷の治癒にトラブルをきたしやすい（ケロイド体質など）方への施術は禁止されています。施術部位が傷跡、または化膿をともなうニキビである場合も、施術は控えなければなりません。

一方で、皮脂腺を収縮させる力があるため、皮脂分泌が過剰なニキビ体質の方に高い効果を発揮する可能性があります。繰り返しニキビが現れる部分やニキビ跡、大きく開いてしまった毛穴へのケアにも役立ちます。

サーマクールの施術の流れ

サーマクールの施術は、クリニックを予約しカウンセリングを受け、施術を決定したあと、3つの手順に分けて施術を実施します。
それぞれの流れを詳しくみていきましょう。

 

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手順①施術箇所のマーキング

施術箇所にはラジオ波を照射するため、対象となる部分に水性ペンでマーキングを行います。

マーキングを行わないと誤ってデリケートな部分に照射してしまう可能性があるため、目もとのように細かい部分には特に注意してマーキングを行います。マーキングのあとは滑りを良くするためのジェルを照射部位に塗っていきます。

手順②照射

マーキングを行った範囲に対して、ラジオ波を照射します。ハンドピースと呼ばれる器具を使い、器具の先端からラジオ波が照射されます。

従来の施術では痛みを感じないように麻酔クリームの塗布が行われていましたが、現行の最新機種である「サーマクールFLX」などは冷却と振動による痛みの軽減効果がプラスされており、照射時にも原則として麻酔クリームは使用されません。

手順③拭き取り・アフターケア

対象範囲への照射が終了したあとは、ジェルと麻酔クリーム（使用している場合）を拭き取ります。

この時点で肌に大きなトラブルが出ていないかを確認し、炎症止めの外用薬を塗布するなどして、クーリングを行います。アフターケアが済めばすぐにメイクルームでメイクをすることができます。

サーマクールを受ける場合のリスク

サーマクールは専用のハンドピースとジェルを使用し、安全に留意して行われています。
施術を受けるにあたり、どのようなリスクに注意すれば良いのでしょうか。

リスク①痛みをともなう

ラジオ波を照射する施術のため、肌の表面に痛みを感じる場合があります。施術時間は顔全体で15分、目もとのように特定の部位だけであればそれよりも短い時間で終了するため、痛みが長く続く心配はありません。

最新機種は麻酔クリームの使用が必要ありませんが、痛みに弱い方はクリニックに相談し、痛みの軽減について話し合うことをおすすめします。

リスク②老け顔になる可能性がある

脂肪が少なく皮膚も薄い、サーマクールが適していない方が無理にサーマクールを受けてしまうと、その部分が薄く痩せこけたようになり、いわゆる「老け顔」に見えてしまうおそれがあります。見た目年齢を若々しく近づけるためには、目の周辺の窪みや頬がこけたようにならない施術が必要です。サーマクールが適しているかはクリニックに相談し、適切な施術を選ぶことが大切です。

引き締め効果を活用してアンチエイジング

今回は、サーマクールがおすすめな方、施術のメリットや具体的な流れ、注意点について紹介しました。どの施術にも向き・不向きがありますので、サーマクールを受けたいと考えている方はかかりつけのクリニックへカウンセリングに訪れ、リスクも含めてよく話し合いを行いましょう。

脂肪によるたるみがひどい方、脂肪が少なく皮膚も薄い場合については、サーマクールのみでは解消しにくい可能性があります。あわせて他の施術も併用し、アンチエイジングを目指してみてはいかがでしょうか。

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▼葉山潤奈さんにMetaLTのご紹介いただきました。

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