エステサロンで使用される業務用エステ機器の種類・特徴を解説
エステサロンでは、エステティシャンによる手わざに加えてマシンによる施術も行われています。
業務用エステ機器は痩身を目的に行うもののほかにも、美顔(フェイシャル)や脱毛が行えるものも多く、複合的な機能を搭載したマシンは1台でいろいろな施術が行えるため、コストパフォーマンスにすぐれています。
この記事では、業務用エステ機器の特徴や種類について詳しく紹介しながら、選び方のポイントや注意点も解説しています。家庭用マシンとの違いやマシンの特徴について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
業務用エステ機器とは?
業務用エステ機器は、手わざに代わって揉みほぐしやマッサージを行ったり、体の深部まで届く超音波や高周波を照射したりと、さまざまな用途に使われているマシンのことです。
機器の用途としては痩身・脱毛・美顔を中心に、マッサージ(血行改善)・リラクゼーション・部分的なシェイプアップや引き締めといった効果も期待できます。
1種類の施術のみではなく「ラジオ波+キャビテーション」など、複合的な機能をもつマシンも登場しているため、複合機を使えば血行促進+脂肪分解というように相乗効果を狙った施術も可能です。
家庭で使うエステ用マシンと異なり、業務用は出力が高く効果を実感しやすい一方、正しく使用しなければ痛みや熱感といったトラブルを引き起こすおそれもあるため、使い方には注意が必要です。
業務用エステ機器の種類
業務用エステ機器は、痩身機・脱毛機・美顔器に大きく分けることができます。ここからは、それぞれの機器の種類と施術の内容を紹介します。
業務用痩身機の種類
業務用の痩身マシンでは、超音波・ラジオ波・脂肪冷却・電気刺激といった施術が可能です。それぞれの痩身機の種類と内容についてみていきましょう。
超音波
空気を振動させる力がある超音波は、皮膚の下にある脂肪層へのアプローチが可能です。超音波を使ったマシンには、キャビテーションやハイフが挙げられます。
ラジオ波(RF)
ラジオ波は周波数が30〜300MHz程度の電磁波を指し、照射したものを振動させる力があります。ラジオ波を使ったマシンにはハイパーナイフ・インディバ・サーモシェイプといったマシンが知られています。
関連記事:ラジオ波で得られる効果とは?メリット・デメリットも紹介
脂肪冷却
脂肪冷却とは、脂肪層を冷却して脂肪破壊作用を促す施術です。クールスカルプティングと呼ばれる施術が代表的で、美容外科やクリニックでも行われている施術です。
電気刺激(EMS)
電気刺激(EMS)は、電気を流して刺激を与え、筋肉組織を動かして運動効果を与える施術です。体幹部分をはじめ、鍛えづらい部位も動かせるため、脂肪燃焼効果を高められます。
関連記事:EMSによる痩身効果は?家庭用と業務用の違いも紹介
業務用脱毛機の種類
業務用の脱毛マシンは、家庭用の脱毛器にも搭載されている光(フラッシュ)のほかに、レーザーを使ったものもあります。それぞれの特徴についてチェックしていきましょう。
光脱毛
光脱毛は、除毛したい部位に光を当ててメラニン色素や毛根に働きかけ、自然な脱毛を促す方法です。
メラニン色素に反応する「IPL脱毛」毛包組織に熱を与えて成長を阻害する「SHR脱毛」ジェルに光を当てて抑毛効果を促す「SSC脱毛」に加えて、IPLとSHRを組み合わせた「HHR脱毛」が行われています。
医療レーザー脱毛
医療レーザー脱毛は、クリニックなどの医療機関でのみ扱われる医療レーザーを脱毛したい部分に照射し、毛根を破壊する方法です。一度壊された毛根は半永久的に再生しないため、完全に脱毛したい部位に適しています。
美顔器(フェイシャル機)の種類
業務用の美顔器(フェイシャル機)は、イオン導入・ピーリングマシン・超音波美顔器・ラジオ波美顔器・EMS・エレクトロポレーションが代表的です。
近年では複合機やエステ用のダーマペンも登場し、施術の幅が広がっています。それぞれの特徴をチェックしていきましょう。
関連記事:美顔器はたるみに効果的?たるみの原因と基本的な対処法
イオン導入美顔器
イオン導入とは、微弱な電気を皮膚に流して水溶性の美容液を浸透させていく施術です。ビタミンC誘導体のように、ニキビの鎮静作用をもつ成分を肌に染み込ませる効果が期待できます。
ピーリングマシン
ピーリングマシンは、皮膚の表面を覆っている硬い角質や老廃物を取り除くマシンです。ジェット水流や粒子がついたヘッド部分を肌に当てて、洗顔だけでは除去できない角質にも働きかけます。
超音波美顔器
超音波美顔器は、超音波を顔に当てて振動を起こし、肌を適度に刺激して血行を促進したり、毛穴に詰まった汚れを落ちやすくしたりできるマシンです。肌のごわつき、血行不良によるくすみや肌色のムラに効果が期待できます。
ラジオ波美顔器(RF)
ラジオ波美顔器は、電磁波の一種であるラジオ波を照射して肌の奥に広がる真皮層に働きかけ、一時的にコラーゲンの層に熱を加えて再修復を促し、肌の再生を促進するマシンです。
EMS
EMSは電気を流して肌の真皮層にアプローチし、血行を改善したり老廃物の排出を促したりする方法です。顔には多くの筋肉が通っていますが、硬くこわばった部分は血行が悪くなり老化の原因になるため、電気刺激の力でリフトアップや血行促進を促します。
エレクトロポレーション
エレクトロポレーションは、電気パルスを使って皮膚に細かい穴を開けていき、そこへ美容成分を染み込ませていく方法です。イオン導入では浸透しづらかった美容成分も肌の奥へ届けられる施術です。
複合型美顔器
複合型美顔器は、超音波+ラジオ波やEMS+光脱毛のように、複数の機能を搭載した美顔器です。1台で複数の施術が可能なため、複数の施術をセットで提供できます。
エステ版ダーマペン
ダーマペンは皮膚科や美容皮膚科で行われる施術で、肌に小さな穴を開けて回復を促す施術です。
エステ版ダーマペンは医療機関の施術よりもソフトなタッチで肌の深部を刺激し、古い角質を取り除いて肌細胞を活性化させられます。出血や痛みがないため、ダウンタイムの心配がなく施術後すぐにメイクが行えます。
関連記事:美顔器の種類ごとの使用頻度と効果的に使用するためのタイミング
複合機と単体機のメリット・デメリット
ここからは、業務用エステ機器の分類である「複合機」と「単体機」のメリット・デメリットについてみていきましょう。
複合機
複合機とは、「キャビテーション・EMS・LED」など複数の施術機能を搭載しているエステ機器です。痩身効果のある施術を複数搭載しているもの、あるいは痩身・美顔と異なる機能を複数搭載しているものに分けられます。
メリット
1台で複数の施術に対応できるので、施術ごとにマシンを分ける必要がないため施術の流れがスムーズです。業務用のマシンはパワーが大きいため、一つひとつの施術で効果を実感しやすくなっています。
デメリット
複数の機能を1台に集約しているサロンでは、故障や不具合が起きたときに施術ができなくなる場合があります。
単体機
単体機とは、「キャビテーション」「EMS」「LED」と、それぞれの施術のみを行うマシンです。複合機よりも安く手に入るマシンが多いため、エステサロンでも数多く導入されています。
メリット
単体での施術に限られるマシンのため、シンプルな操作性で扱いやすく、エステティシャンを選ぶ必要がありません。特定の施術に集中できる点も単体機のメリットです。
デメリット
複合機のように2つ以上の施術を組み合わせられないため、施術ごとにマシンを変更しなければなりません。
業務用エステ機器に期待できる効果
業務用エステ機器は、家庭用や一般用の機器よりも機能面ですぐれています。機能を熟知したプロのスタッフやエステティシャンが扱うもののため、正しく使用すると高い施術効果が期待できます。
痩身・美顔・脱毛のいずれも複数回の施術が必要になりますが、自宅で行うセルフケアよりもスピーディに結果を出せるので、2回・3回と続けていくうちに結果が確認できるようになるでしょう。
業務用エステ機器の選び方
業務用エステ機器は、7つのポイントで比較できます。安全性や機能性、導入時のサポート体制といったポイントをそれぞれみていきましょう。
安全性
エステサロンで使われるマシンの多くは安全性を考慮して作られていますが、施術を受ける利用者の安全を守れることが第一です。
万が一の際にすばやく運転を中止できること、間違ってボタンを押したり出力を強くしてしまったりといった誤作動を防ぐモードが搭載されているかどうかを重視しましょう。
美容の効果
安全性と同時に重視したいものが、利用者の満足度に直結する美容効果です。
施術によってどの程度効果が得られるのか、何日・何回施術を受けると効果が出てくるのかといった部分をチェックし、同じ機能をもつマシンを複数比較すると良いでしょう。
機能性
ボタンが操作しやすい・操作パネルが日本語で表示される・複数の機能をすばやく入れ替えできる・自動運転モードがある・コンセントなしで使える…といった機能性にも注目してください。
マシンによって使いやすさが異なるように、機能についても違いがあります。利用者目線で、施術の満足度が高くなるような機能があると良いでしょう。
本体価格とランニングコスト
製品のリースや購入には、本体価格の比較が必要です。導入後も点検(メンテナンス)や部品、カートリッジの交換にランニングコストがかかるため、初期費用だけではなく維持費もあわせて考慮する必要があります。
導入のサポート体制
導入時にアドバイスや説明が受けられるのか、契約だけではなく搬入や設置まで行ってもらえるのかといったサポート体制も確認してください。
海外製のマシンは部品が国内で手に入らない可能性があるため、国内でサポートが受けられるマシンを選ぶと安心です。
メンテナンスのサポート体制
マシンが不具合を起こしたときは、すぐにメンテナンスに出して代替機を用意する必要があります。万が一の際に修理や点検のサポートをしてもらえるのか、メーカーや代理店へ確認してください。
製品保証
購入前は、マシンに付帯している保証の内容・期間を確認しましょう。
多くのエステ機器が1年以上の保証を設けていますが、必要なサポートが期間内に受けられなければ自費での対応になってしまうため、無償点検や無償修理の有無もチェックしてください。
業務用エステ機器を導入する際の注意点
業務用エステ機器を導入する際、機器の特性に応じて利用を避けるべきケースがあります。医療機器が使えない、または医療行為を禁止するといった禁忌事項について、注意点をみていきましょう。
【業務用エステ機器の注意点】
- 照射系機器:皮膚病・傷・内臓疾患・器具埋め込みがある部位は避ける
- スチーマー:日焼けや炎症・皮膚病・傷がある部位は避ける
- 吸引系機器:たるみ・炎症・皮膚病・傷がある部位は避ける
- ブラシ機器:日焼けや炎症・皮膚病・傷がある部位は避ける
- 振動系機器:骨の真上やたるみが気になる部位は避ける
低周波・高周波・超音波・LEDといった照射を行うマシンは、皮膚病や傷がある部位には使用できません。ペースメーカーや骨折治療のための器具が埋め込まれている部位にも照射を避ける必要があります。
美肌に用いられるスチーマーなどは、肌トラブルがある部位は避けます。ブラシや吸引のように皮膚への刺激を与えるマシンも、皮膚病・傷・肌トラブルがある部位への施術は控えなければなりません。
痩身に用いられる振動系のマシンは、骨のすぐ上やたるみを防ぎたい部分(フェイスラインやバストまわりなど)への施術は控えたほうが良いとされています。
全体的な禁忌として、妊娠中の方や病気・ケガの治療中の方、体に不調がある方や持病をお持ちの方については、体調への影響を予防するために施術そのものを避ける必要があります。更年期障害や生理中の方、吐き気や熱がある方も、体調が通常通りに回復してから施術を受けるようにしてください。
利用者の満足度にも配慮してマシンを選ぶ
今回は、業務用エステ機器の種類やラインナップ、施術ごとの特徴について紹介しました。単体機と複合機にはそれぞれ長所と短所が存在するため、施術を受ける際の参考にしてください。導入を考えている方は、メーカーや代理店の説明・サポートも活用しましょう。
マシン選びでは価格やサポート・保証のほかにも、サイズ感や扱いやすさ(操作性)、施術メニューの構成がしやすいかどうかといった点にも注目しましょう。デザインや操作性も含めて、利用者の満足度に配慮されたマシンが理想的です。
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関連記事:【最高傑作】MetaLTの機能や効果、リアルなレビューを徹底解説
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▼葉山潤奈さんにMetaLTのご紹介いただきました。
カスタマーサポート責任者:小島
NBSへ入社後、エステサロンの勤務から始まり、数々の経験を経て店舗責任者として勤務。
サロンにおいてはサロン売上№1、新規カウンセリング平均成約率95%、お客様指名率№1、アンケート回収率№1など。現在はカスタマーサポート責任者として、オーナー様やサロン顧客様の満足度向上を果たすために様々なサポートを実施中。
▼多数セミナーにも登壇
https://youtu.be/4YTkqzAKdKU
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