自宅エステ開業で失敗する理由と成功のための6つのポイントについて - 美活コラム

BEAUTY COLUMN 自宅エステ開業で失敗する理由と成功のための6つのポイントについて

公開日 2024.11.14更新日 2024.12.20

自宅エステ開業で失敗する理由と成功のための6つのポイントについて

美容情報について関心のある方に向けて、自宅エステ開業で失敗する理由について解説します。
エステティシャンとしての技術を身に着けた後、多くの方が考えるのが「自宅エステサロンの開業」です。しかし失敗してしまわないか、どのようにすれば成功するのか、と不安な方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回の記事では、自宅エステ開業で失敗する理由と、成功のためのポイントについてご紹介します。参考にしていただければ、どのようにすれば開業で成功できるのかがおわかりいただけるはずです。

自宅サロンの廃業率

自宅エステを開業したものの失敗してしまう確率は、決して低くありません。美容室のデータではありますが、1年以内で60%、3年以内で90%のサロンが廃業するとされます。ただし、自宅エステサロンの廃業率データは見つかりませんでしたが、同じ美容業であり、それほど大差はないのではないかと考えられるでしょう。

参照:出典:J-Net21:美容室

もちろんデータの中には、大手サロンも自宅サロンも規模にかかわらず混在しています。そのため自宅エステサロンの一般的なデータとは言えません。しかし自宅エステ開業に失敗する方は少なくないと考えられます。

自宅サロンの開業で失敗する原因

それでは、なぜ自宅エステ開業で失敗するのでしょうか?これから開業を考えている方にとっては、大きな疑問となるはずです。 ここでは、開業で失敗する原因を7つの視点から見ていきます。

原因①こだわりや魅力をアピールできていない

まず、サロンのこだわりや魅力をアピールできていないことが原因となるケースです。
特徴的な面をアピールできない場合、呼び込みたい顧客の心に響かないことになります。
たとえば、ブライダルエステ専門店であれば結婚式を控えた方に注目され、痩身を得意とするサロンならダイエットを目的とした顧客が来店しやすくなります。
開業当初は特に、得意分野を前面に押し出し、固定客を獲得することで経営が安定しやすくなります。
サロンのこだわりや魅力をしっかりとアピールし、ファンとなる顧客を獲得することが重要です。

原因②ターゲットが絞れていない

ターゲットを絞り込めていないことも、自宅エステ開業で失敗する原因となります。サロンのコンセプトやメニューはターゲットに応じて変化します。
たとえば、年齢を重ねた女性をターゲットにする場合、アンチエイジングを中心に、若年層であればニキビケアを主に提供するなどです。
ターゲットを絞ることは、前述した「サロンのこだわりや魅力のアピール」にもつながります。
どのようなサービスを、どの価格で提供するかを明確にするためにも、ターゲットを絞ることが重要です。

原因③リピート率が低い

集客に成功したとしても、リピート率が低いと売上が上がりにくくなります。
定期的に通ってくれるリピーターは、経営の安定化に大きく貢献してくれるためです。
広告費をかけずとも通ってくれるため、利益率の高い集客方法と言えます。
リピーターを獲得するためのポイントとしては、適切な料金設定、サービスの充実、提案力の高さが挙げられます。
言わば、「ホスピタリティの高いサロンはリピーターが多い」とも言えるかもしれません。
リピート率の高さはお客さま満足度の高さとも比例します。満足してもらえるサービスを提供することが、自宅エステ開業を成功させるための基本です。

原因④料金設定が適切ではない

自宅エステ開業に失敗してしまう原因のひとつに、料金設定の不適切さがあります。
料金設定はバランスが重要です。
高すぎるとお客さまが敬遠しますし、安すぎると売上が伸びません。
また、利用する方の年齢層や、提供するサービスの充実度によっても調整が必要です。
競合サロンの料金を確認しながら、どのくらいが適切かを考えてください。

原因⑤生活感が出ている

自宅エステ開業でよく見られる失敗例として、生活感が漂ってしまうことが挙げられます。
ひとつの店舗としてエステサロンを開業するなら問題ありませんが、自宅ではどうしても生活感が漂ってしまいます。
しかしエステサロンに通うお客さまは、「非日常感」や「リラックスできる空間」を求めています。
キレイで安らげる、癒やしの空間を提供することが求められます。
生活感が感じられると、自宅にいるときのような気分になってしまい、満足されにくいでしょう。

原因⑥資金が枯渇してしまう

経営が滞ると資金が枯渇することもあり得ます。たとえば、経営に計画性が欠けていたり、想定よりも利益が伸びなかったりするケースが考えられるでしょう。
資金が枯渇すると経営は続けられません。
資金を調達するか廃業かの選択に迫られることもあります。
ご紹介してきた他の原因により経営が苦しくなると、結果的に資金の枯渇に行き着く可能性があります。

原因⑦導入した美容機器が適切でない

自宅エステ開業の失敗原因として最後に挙げられるのは、美容機器の選定ミスです。
美容機器は決して安価ではありません。
レンタルやリースを利用する場合でも、毎月の利用料金が発生します。
適切でない美容機器を導入すると、お客さまのニーズに合わない場合があります。
また、ランニングコストが予想以上に高くなったり、操作性が悪く施術に時間がかかってしまうかもしれません。
美容機器は簡単に交換できないため、流行や使いやすさ、メニューの内容を慎重に検討し、適切なものを選ぶことが重要です。

自宅サロンの開業における失敗の具体例

自宅でのエステ開業の失敗談は、これからの開業で失敗しないために役立ちます。より多くの失敗事例を学ぶことで、同じ失敗を避けられるでしょう。
そこで失敗事例について3つのケースをご紹介します。ケースごとの対処法も考えながら確認してみてください。

失敗事例1:強みをアピールできずに大手と競合している

まずは強みをアピールできないまま、大手エステサロンと競合して失敗してしまった事例です。
ご自身で開業したエステサロンの強みをアピールすることは大切だと解説しました。
しかし魅力や強みを見つけられず、大手サロンのメニューやサービスを真似してしまうケースがあります。
同じようなメニューやサービスを提供していては、宣伝力や知名度の違いによって、大手サロンに負けてしまう可能性が高いでしょう。
またターゲットも同じ層となるため、お客さまが分散されてしまい、売上も伸びにくくなります。
このように強みや魅力をアピールできず、大手サロンを模倣して失敗するケースは比較的多くあります。

失敗事例2:アクセス情報が乏しく店舗までたどりつけない

自宅エステ開業ならではの失敗事例とも言えるのが、アクセス情報が乏しく、お客さまが店舗にたどりつけないケースです。
個人の自宅で行うため、立地がわかりにくいことが多いのが自宅エステ。
アクセス情報を詳しく掲載しなければ、お客さまに発見されないこともありえます。
そのため興味を持って行ったものの、「どこにあるのかわからない」と、諦めて帰宅してしまうお客さまもいるものです。
興味を持ってもらったのに非常にもったいない結果になります。
自宅エステサロンでは特に、アクセス情報を詳細に記載し、できれば看板を出してください。
お客さまが迷わないようにすることが成功のカギとなります。

失敗事例3:無計画な経営で資金不足に陥った

経営が無計画で、資金不足に陥ってそのまま廃業してしまった失敗事例です。
たとえば経営計画書を作成していなかったり、十分な資金を持っていなかったり、メニューの料金設定が間違っていたり。さまざまなことが原因で資金不足になります。
資金不足になり生活費が困窮したり、運営資金がなくなったりして廃業せざる負えなくなってしまった事例です。

 

関連記事:エステを自宅で開業をするのにかかる費用は?資金調達方法も確認

自宅サロンの開業で失敗を防ぐポイント

自宅エステ開業では、失敗する原因はさまざまに考えられます。
それでは失敗を防ぐにはどのようなことに注意するべきでしょうか?
自宅エステ開業で失敗を防ぐための6つのポイントについて見ていきましょう。

 

関連記事:儲かる自宅エステサロンのポイントは?収入アップのポイントについて

ポイント1:強みをアピールする

エステサロンの開業で失敗を防ぐには、強みをアピールすることが欠かせません
開業しようとするサロンには、どのような魅力や強みがあるでしょうか?
フェイシャル特化、痩身特化、リラクゼーション特化などさまざまに考えられるはずです。
強みをアピールできれば、対象となるサービスを求めるお客さまが集まってきます。
また周辺にある競合との差別化をはかるためにも役立つでしょう。
自宅エステ開業で失敗しないためには、まずは自サロンの魅力や強みを見つけ、効率よくアピールしてください。

ポイント2:客層の間口を広げる

客層の間口を広げるのも成功のためのポイントのひとつとなります。
リピーターを獲得した後に、さらに新規顧客を獲得するのは難しいことです。
すでにお客さまを得ているので、新しく訪れるお客さまはどうしても少なくなってしまいます。
そのような際に効果的なのが、客層の間口を広げることです。
新たなメニューを開発し、ターゲット層を広げることで、さらなる顧客層を引きつけることが可能です。

ポイント3:定期的に情報発信する

情報発信を定期的に行うことも大切です。
WebサイトやSNSを活用して、サロンの情報を積極的に発信してください。
情報量が多ければお客さまからの信頼を得やすくなり、潜在層の来店にもつなげられるかもしれません。
特にキャンペーンなどの情報は集中的に配信してください。

ポイント4:適切な料金設定をする

自宅エステ開業で失敗しないためには、適切な料金設定が重要です。
前述したように、安すぎても高すぎてもいけません。
しかし料金相応のサービスを提供するだけでは、お客さまの満足度を十分に高めることは難しいでしょう。
大切なのは適切な料金設定でありながら、価格以上の満足感を抱いてもらうことです。
サービスの充実を図りつつ、1か月の目標利益を達成できる料金設定をするように心がけましょう。

ポイント5:内装にこだわる

自宅エステサロンで成功するには、内装にこだわってください。
「非日常的な空間でのリラクゼーション」を提供するには、エステサロンらしい内装が必要となるため、内装には特に配慮する必要があります。
生活感が出ないように、施術ルームは照明や香り、インテリアにこだわることが求められます

ポイント6:経営者としての自覚をもつ

最後のポイントは、経営者としての自覚をもつことです。
自宅エステサロンを開業する方は、エステティシャンであり経営者でもあります。
回転率・利益率・顧客満足度を意識しながら施術を行うことが欠かせません。
技術力とサービス、そして経営の3本柱で運営していくことで、自宅エステ開業に失敗しにくくなるでしょう。

自宅エステ開業失敗を防ぐにはポイントを押さえて

いかがでしたか?この記事を通して、自宅エステ開業で失敗しないための方法を理解いただけたと思います。
開業したエステサロンの廃業率は決して低くはありません。
しかしご紹介した6つのポイントを押さえることで、成功の確率を一気に高めることができるでしょう。
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