肌のくすみが気になる30代必見!くすみタイプ別のケア方法について - 美活コラム

BEAUTY COLUMN 肌のくすみが気になる30代必見!くすみタイプ別のケア方法について

公開日 2025.02.25更新日 2025.02.26

肌のくすみが気になる30代必見!くすみタイプ別のケア方法について

肌悩みを持っている30代の女性に向けて、肌くすみのケア方法について解説していきます。

30代になって「肌に透明感がなくなった…」「くすみやシミが気になる…」と思い始める方はとても多いものです。実際に30代になると肌がくすみがちになり、年齢に合った適切なケアをしていくことが必要となるでしょう。

今回の記事では、30代の方の肌くすみのケアについて、くすみのタイプ別に詳しくご紹介します。参考にしていただければ、きっと透明感のある肌を取り戻せるはずです。

30代の肌は20代と何が違う?

30代になると「20代と比べて肌が変わってきた」と感じるようになることがあるものです。それでは30代の肌は、20代と比べてどのように違うのでしょうか?

30代と20代の肌の違いは、主に「水分量」「肌のトーン」「ハリ」の3つにわけられます。それぞれの違いについて見ていきましょう。

違い1:水分量

まずは肌内部の水分量の違いについてです。30代になると肌内部の水分量が失われやすくなるとされています。

30代では肌表面の皮脂量はそれほど減りません[1]。しかし肌内部から蒸散されていく水分量は、年齢を重ねるにつれて少しずつ多くなっていきます[1]。そのため「20代の頃と比べると肌にうるおいがなくなった…」と感じる方が多いかもしれません。

違い2:肌のトーン

肌のトーンが暗くなってくることも、30代と20代の方の肌の違いのひとつ。原因はターンオーバーの乱れです。

ターンオーバーとは肌の代謝サイクルのことで、古くなった角質が剥がれ、新しい細胞が生まれる周期のことを指します。周期は通常であれば、28日周期です[2]。しかし年齢とともに遅れるようになる傾向があります[2]。そのため30代になると20代のときよりも、肌のうえに古い角質が残りがちな状態となるでしょう。

古い角質が残るということは、肌内部で生成されたメラニン色素も肌の上に残ることになります。シミとして残ってしまうこともあるでしょう。シミが見られなかったとしても、メラニン色素が排出されないまま残っていると、肌のトーンも暗くなってくるはずです。

違い3:ハリ

20代から30代になると、ハリの低下によりくすみが目立つようになることもあります。「ハリのある肌」とは、適度な水分と脂質がある肌のことです。つまりうるおいのある肌ですが、うるおいは20代をピークにして、年齢を重ねるとともに低下します[3]。

30代であればまだうるおいとともにハリがある肌だと言えるでしょう[3]。しかしやはり20代のころに比べると、肌が疲れている印象を受けるかもしれません。

そしてハリが失われた肌は重力に逆らえなくなり、下がっていき、同時に毛穴もたるみやすくなっていきます。ハリの低下により毛穴が開き、毛穴の開きによる影でくすみが生じやすくなるのも30代の方の肌の特徴です。

30代が抱える肌悩み

30代の方が抱える肌悩みはくすみだけではありません。そのほかにどのような肌悩みが出てくるのか、30代の前半と後半にわけて解説します。早めに対処したい方、もしくは今まさに悩んでいる方、どちらの方もぜひ対処のための参考にしてください。

【30代前半】起こりうる肌悩み

それでは最初に、30代前半で起こりがちな肌悩みについてご紹介します。30代前半は「乾燥」「くすみ」「大人ニキビ」の3つが悩みになりやすい年代です。それぞれについて詳しく見ていきましょう。

肌悩み1:乾燥

「20代の頃に比べて肌が乾燥しやすくなってきた」と感じる30代女性は少なくありません。実際に30代に入ると肌の代謝が低下する影響で、乾燥しやすい肌質に変わります。20代の頃は脂性肌であっても、30代になった途端に乾燥肌になってしまう女性も。

乾燥は肌が乾くだけでもつらいものですが、そのほかの肌トラブルの原因にもなります。シワ・たるみ・毛穴の広がりは乾燥が原因で起きることもあるので、すぐに対処するようにしましょう。

肌悩み2:くすみ

30代の肌悩みとしてありがちなのがくすみです。最初に解説したように、30代の肌は20代の頃とは変わってきます。くすみが起こりやすい条件が揃うようになってくるためです。

また30代の肌悩みのひとつである乾燥は、くすみの原因にもなります。肌のキメが乱れてハリがなくなり、影ができることにより肌がくすんでいるように見えることもあるでしょう。また毛穴の開きからくすんで見えるようになることもあるので、30代前半は肌のくすみに悩み始める頃と言えます。

肌悩み3:大人ニキビ

大人ニキビで悩むことが多いのも30代前半の肌の特徴です。大人になってニキビができる原因は、肌の水分不足であることがほとんど。思春期ニキビとは原因が違うため、対処に困る方も多いかもしれません。

ニキビは毛穴に角質が詰まって、皮脂が毛穴から排出されにくくなることでできるものです。肌が乾燥するとバリア機能が低下し、肌表面の角質が厚くなってしまいます。そのため皮脂の分泌が過剰でも、少なすぎても同じようにニキビができてしまうことに。肌が乾燥しがちな方は繰り返す大人ニキビに悩むことがあります。

【30代後半】起こりうる肌悩み

それでは続いて、30代後半で起きてくる肌悩みについて見ていきましょう。30代後半になると、肌悩みに「シミ」や「シワ」が加わってくるようになります。

肌悩み1:シミ

30代後半では肌のくすみだけでなく、シミに悩む方も増えてくるでしょう。ターンオーバー周期が乱れてきて、肌表面に古くなった角質が残りやすくなることが原因です。

年齢を重ねるごとにターンオーバー周期は遅くなってくる傾向がある[2]と先に解説しました。結果的に排出されにくくなったメラニン色素が、肌の上に残って、くすみだけではなくシミも作り出します。

肌悩み2:シワ

乾燥ぎみの肌の方だと、シワに悩むこともあるかもしれません。シワの原因は主に、乾燥と紫外線です。

肌の中にあるコラーゲン量は、年齢を重ねるごとに少なくなっていきます[4]。すると肌内部の水分量が少なくなるとともにハリが失われてきて、乾燥が進むことに[4]。そして乾燥した肌ではシワができやすくなってしまいます[4]。

紫外線は肌の老化の大きな原因とされていて、乾燥よりも深いシワを作り出してしまう要因です。普段から紫外線対策をしていない方であれば、30代後半になって深いシワができてしまうこともあるでしょう。

30代で肌悩みが増える原因

30代になるとくすみやシミ・シワなど肌悩みが増えてくる原因は、代謝や女性ホルモン分泌量が低下することにあります。

肌の代謝は年齢を重ねるごとに遅くなっていくものです。肌の代謝が低下すると、古くなった角質が肌表面に残りやすくなり、くすみやシミが目立ちやすくなるでしょう。角質が毛穴に詰まってしまった場合、大人ニキビの原因にもなりかねません。

さらに女性ホルモンの分泌量が低下することにより、コラーゲン生成量が少なくなることも原因のひとつです。コラーゲンを作り出す力も年齢とともに衰えるため、乾燥によるシワが目立ち始めるのが30代。

「お肌の曲がり角」とも言われますが、30代になると代謝と女性ホルモン分泌量の変化によって、肌も変化してきます。

30代が悩みがち。老けた印象を与えるくすみのタイプ

30代の肌ではくすみが目立ってくることも多いですが、くすみの原因と種類はさまざまです。対処するためにも、種類ごとの原因を知っておきましょう。

①乾燥によるくすみ

30代に多い乾燥による肌くすみは、冬や夕方に目立ちやすくなることが特徴です。肌の乾燥が進むとともに目立ってくる傾向があります。特に小じわや毛穴が同時に目立ち、肌の透明感が失われたように感じられるなら乾燥によるくすみである可能性が高いでしょう。

肌が乾燥すると肌のキメが乱れてきます。すると肌の表面に凹凸ができてカサカサとした感触になるはずです。肌の凹凸が小さな影を作り出して、肌全体がくすんでいるように感じさせます。

もともと乾燥肌である方、肌がカサカサしていると感じる方は、乾燥によりくすみが起きているのかもしれません。

②メラニン色素が原因のくすみ

メラニン色素が原因であるくすみは、顔全体が茶色にくすむことが多いでしょう。紫外線対策が不十分であったり、ターンオーバーが遅れたりすることによって見られるようになるタイプのくすみです。肌表面にメラニン色素が残ってしまうことによりくすみが生じます。

紫外線にあたる機会が多かった方、肌をよく触る方に多く見られます。そのままにしておくとシミが増えてくることもあるので、ケアの仕方を見直したいものです。もし茶色くくすんでいるような印象があれば、メラニン色素が原因のくすみではないかと疑ってみてください。

③血行不良が引き起こすくすみ

くすみの中には、血行不良によって起きているものもあります。

血液は肌の下を通っていて、そのため肌は薄いピンク色に見えるようになります。しかし流れる血液の量が少なくなったり遅くなったりすると、肌が青黒くくすんで見えるように[5]。クマは血行不良が原因のくすみです。もし目の周りがくすんで見える場合は、血行不良が原因であることが多いでしょう。

血行不良が起きる原因は、疲労や睡眠不足、ストレスがほとんどです。一時的なくすみであり、体調を整えれば改善されやすいタイプのくすみでもあります。血流を良くするよう、体温を高めたりゆっくり休んだりしましょう。

④肌の糖化によるくすみ

糖化によるくすみが起きると、肌全体が黄色っぽくなります。

糖化とは体内の余分な糖質とタンパク質が結びついて起きる[6]、「細胞の焦げつき」と例えられる反応です。「AGEs」と呼ばれる物質が体内で生成されることを指します。AGEsは褐色をしているので、肌も黄色みを帯びてくるのが特徴です[6]。糖質であるパン粉や小麦粉を加熱したときの状態に例えられます。

普段から糖質を多く作っている方や、血糖値が上がりやすい食生活を送っている方によく見られるくすみです。そのため糖化によるくすみを抑えるには、生活習慣の改善が必要となります。適切な運動と食事、そしてストレスの軽減を心がけることで肌のトーンが明るくなるでしょう[6]。

⑤毛穴の汚れが原因のくすみ

30代の肌くすみの原因として次にご紹介するのは、毛穴の汚れが原因であるくすみです。汚れや角質の詰まりにより毛穴が黒くなり、肌全体が黒くなっているように見えます。

毛穴の汚れによるくすみは、洗顔が不十分であったり乾燥肌であったりする方に多く見られるもの。また毛穴が気になって、頻繁に角栓を取り除いている方にも見られることがあります。

ただし角栓がそのままになっている場合もくすんで見えがちです。そのため日々のクレンジングや洗顔で、こまめに、適切に汚れを取り除いてください。

⑥ターンオーバーの乱れによるくすみ

最後に、ターンオーバーの乱れによって生じるタイプのくすみについてです。

ターンオーバーの周期が長くなると、古くなった角質が肌表面に残るようになります。また反対に周期が短くなった場合もくすみが起こりやすくなります。周期が短い場合はキメの乱れが引き起こされることによってくすみが生じるように。どちらの原因であっても、特徴は肌全体が灰色がかって見えるようになることです。

ターンオーバーの乱れによってくすみが生じている場合は、まず生活習慣を改善し、しっかりと肌を保湿することを心がけましょう。ターンオーバーの乱れはさまざまな肌トラブルの原因になります。くすみ以外の悩みを改善するためにも、肌機能を整えていくことが大切です。

【タイプ別】30代で肌のくすみが気になるときにできること

30代で見られる肌くすみにはさまざまなタイプがありました。くすみは改善していける肌悩みですが、どのように改善していくべきかと疑問に思われる方も少なくありません。

そこで30代で肌くすみが気になるときにできることを、タイプ別にご紹介していきます。ご自身のくすみタイプを見極めて、適切に対応をしていきましょう。

乾燥によるくすみのケア

まずは乾燥によるくすみに悩んでいる方に向けて、2つのケア方法を解説します。

十分に保湿をする

乾燥によるくすみであれば、十分に保湿をすることが何よりも大切です。くすみケアの最初の段階として考えるべきなのが、やはり乾燥を防ぐこと。大元の原因を解決しなければ、くすみも解消できません。

クレンジングと洗顔で肌をきれいにした後は、化粧水や乳液、クリームなどで十分な保湿を心がけましょう。こまめに水分補給をして、睡眠時間を確保すること、エアコンとともに加湿器を使うことなども大切です。「保湿」というとスキンケアを思い浮かべる方が多いですが、生活全般において乾燥対策を行いましょう。

摂取する栄養素を意識する

食生活を意識することも、乾燥によるくすみケアの一環となります。

基本となるのは、やはり栄養バランスの良い食事ですが、ビタミンA・C・Eとミネラルが豊富な食事をとるのがおすすめです。しかし肌やコラーゲンはタンパク質から作られるため、豆や大豆製品、肉、魚も適度に食べるようにしてください。さらにセラミドやα-リノレン酸などの脂質を摂取するのも大切なことです。

おすすめの食べ物について見ていきましょう。

【おすすめの食べ物】

  • タンパク質:肉類、魚介類、卵、大豆製品、乳製品
  • ビタミンA:レバー、うなぎ、のり、しそ
  • ビタミンC:パプリカ、ブロッコリー、キウイフルーツ、キャベツ、イチゴ
  • ビタミンE:卵、アーモンド、オリーブオイル、アボカド、かぼちゃ
  • セラミド:生芋こんにゃく、米、麦、豆類、きのこ類、牛乳
  • α-リノレン酸:青魚、ごま油

やはり偏りなく、さまざまな食材を食べることが大切です。30代の肌のくすみを解消するには、食生活から見直していくことも必要でしょう。

メラニン色素によるくすみのケア

続いてご紹介するのは、メラニン色素によってくすみが生じている場合のケア方法です。主にスキンケアとなりますが、2つの方法について解説します。

美白成分が含まれた化粧品を使用する

メラニン色素が原因であるくすみをケアするなら、美白成分が含まれた化粧品を使用するのがおすすめです。たとえばビタミンCやアルブチン、トラネキサム酸、リノール酸、カミツレエキスなどがあげられます。

ご紹介した美白成分は、使ったらすぐに効果が現れるものではありません。しかし日常的に使用していれば、少しずつ、ゆっくりと効果を表してくれるでしょう。美白成分が含まれた化粧品を使用すれば、メラニン色素の排出を促せるはずです。

紫外線対策を徹底する

紫外線対策を徹底的に行うことも欠かないケアです。くすみの原因がメラニン色素であれば、メラニン色素を作り出す原因となる紫外線をシャットアウトすれば根本的なケアができます。

紫外線は家の中にいても、曇っている日でもわたしたちの肌に届いているものです。朝起きたら毎日、日焼け止めを塗りましょう。外に出るときはできる限り長袖の服を着て、日傘をさしたり日陰を利用したりと紫外線を避ける工夫が必要です。家の窓に紫外線カットフィルムを貼るのも効果的でしょう。

紫外線は目には見えませんが、肌に届けば30代の方の肌くすみを悪化させるものです。できる限り防げるように生活の中に紫外線対策を取り入れていきましょう。

血行不良によるくすみのケア

血行不良によるくすみは、そのほかのくすみケアとは違うアプローチが必要となります。効果的なケアの方法を知って、効率的にくすみを解消していきましょう。

顔のマッサージを行う

まずは顔のマッサージを行ってください。血行不良によるくすみには、血行を促すためのアプローチをしなければなりません。肌表面からのケアではなく、肌の内側に働きかけるケアが効果を発揮します。

マッサージは肌にクリームを塗って滑りを良くした後に行いましょう。指の関節を使って、気になる部分を気持ちが良いと感じる程度の強さで押していきます。顔の中心から輪郭に向けて、指を滑らせるようにマッサージをしていくのが効果的です。3~5回くらい行えば十分でしょう。

顔のマッサージはリラクゼーション効果も期待できます。ぜひ毎日のスキンケアの中に取り入れて、血行不良を改善していってください。

身体を温める

血液の巡りを改善するには、身体を温めることも効果的です。おすすめなのは運動とストレッチ、そして入浴です。温かい飲み物を積極的に飲むようにするのも良いでしょう。

運動は軽いもので構いません。ウォーキングや筋トレ、ジョギングなどであれば短時間でも身体が温まるはずです。入浴後にストレッチをするとさらに効果が高まります。部分的に温めるなら、蒸しタオルを10分ほど肌の上に乗せるだけでも良いでしょう。

血行不良によるくすみは、比較的改善されやすいタイプのくすみです。身体を温めることを日頃から意識していれば、すぐにくすみが気にならない肌になれるかもしれません。

肌の糖化によるくすみのケア

続いては肌の糖化による、黄くすみが気になる場合のケア方法について見ていきましょう。糖化は予防が大切で改善策は少ないものの、食生活を見直せばくすみを改善していけることもあります。

食事のとり方を工夫する

糖化が原因で肌くすみが見られる30代の方の場合、食事のとり方を工夫していくことが何よりも大切です。糖化は血糖値の上昇が続いたときに起こりやすい現象[6]。そのため「食事は野菜から食べること」「空腹時に糖分をとらないこと」の2点を意識してください。

空腹のときに糖質から食事を始めると、血糖値は急上昇しやすくなります。たとえば朝ごはんを抜いて、お昼ごはんとしておにぎりを食べたときなどです。しかし野菜を先に食べてから糖質を食べるようにすると、血糖値の上昇は抑えられるとされています。研究の結果では、温泉たまごをトッピングしたうどんでも血糖値上昇がゆるやかになったと報告されました[6]。

そのため糖化を抑えるには、糖質に偏った食事をしないことと、野菜などの副菜を先に食べることが最も効果的だと考えられます。極端な空腹状態にならないよう、1日3食たべることも大切です。そして米やパンなどの糖質を多く含むものは最後に食べるように工夫しましょう。

毛穴の汚れによるくすみのケア

毛穴の汚れによるくすみに悩んでいる方へのケア方法もご紹介していきます。くすみを改善するには、まずは毛穴の汚れを除去することが欠かせません。

毛穴の汚れに有効な化粧品を使用する

毛穴の汚れを除去して透明感のある肌になるには、有効な成分が含まれている化粧品を使うことがファーストステップです。なによりも、くすみの原因となっている毛穴の汚れを取り除くことが最優先となります。

おすすめの成分は次のとおりです。

【おすすめ成分】

  • ビタミンC誘導体
  • AHA
  • BHA
  • フラーレン

毛穴のタイプによっても変わりますが、ビタミンC誘導体は毛穴の悩みのほとんどを改善してくれる力強い存在です。そのほか、AHAやBHA、フラーレンが含まれている化粧品を使用すると、毛穴の汚れが改善されるでしょう。

ビタミンCが含まれる食材を積極的にとる

食材からビタミンCを摂取することも効果的なケアとなります。ひとつ前の項目で、毛穴ケアにはビタミンCが効果的だと解説しました。肌の上から与えるのはもちろん、口から摂取したビタミンCも肌への効果を示します。ダブルで摂取できれば、より高い効果を期待できるでしょう。

ビタミンCが豊富に含まれる、野菜類や果物類を積極的に食べるようにしてください。ビタミンCは水溶性ビタミンで排出されやすいので、毎日必ずとるようにすればくすみは改善されていくはずです。

ターンオーバーの乱れによるくすみのケア

最後に、ターンオーバーの乱れによるくすみをケアする方法について解説していきます。ターンオーバーの乱れはくすみ以外の肌悩みも引き起こすもの。しっかりとケアをして、若々しい肌を維持できるようにしましょう。

肌に刺激を与えないことを意識する

ターンオーバーを整えるために大切なのが、肌に刺激を与えないようにすることです。肌に刺激が与えられると、ターンオーバーの周期が短くなり、未熟な細胞が肌に現れてしまうことがあります[7]。

ターンオーバーの周期が加齢によって長くなりがちになることは、ある程度仕方がありません。しかしそのほかのことが原因となっているのであれば、原因を改善していけば周期が整いやすくなるでしょう。そのため洗顔やスキンケアの際には、肌への刺激をできる限り与えないようにすることが大切です。もちろん日常生活の中でも、なるべく肌には触らないようにしてください。

十分な休息をとる

十分な休息をとるように心がけることも、ターンオーバーを整えるためのポイントのひとつです。実はターンオーバー周期は、加齢だけでなく睡眠不足によっても長くなると言われています[8]。

しかしターンオーバー改善のために必要なのは、睡眠の時間よりも質です。入眠時にすぐに深い眠りにつく質の高い睡眠をとれれば、ターンオーバー周期を正常に保ちやすくなります[8]。

眠る前にはスマートフォンやパソコン、テレビをつけず、リラックスできる状態で過ごすようにしてください。そして適切な睡眠時間を確保するようにすれば、30代の肌のくすみも改善されていくかもしれません。

30代からのスキンケアで意識すべきことは?

最後に30代からのスキンケアで意識したいことについて、4つのポイントを解説します。

ポイント①保湿力の高い化粧品を使う

まず化粧品選びでは、保湿力の高さを重視しましょう。乾燥が進みやすいのが30代の肌の特徴とも言えます。化粧水、乳液、クレンジングなどのスキンケアアイテムはもちろん、日中に使う化粧下地でも保湿力の高さを重視してください。

ポイント②美容液を取り入れる

30代になったら、スキンケアに美容液を取り入れることもポイントのひとつです。美容液は肌悩みに特化した成分が配合されていることが多いもの。くすみ解消のための美容液もあるでしょう。そしてプラスの効果として、保湿重視の美容液を選べばさらに高い効果が期待できます。

乳液タイプの美容液もあるので、普段のスキンケアを短時間で済ませたい方でも取り入れやすいはず。それぞれの肌悩みにあわせて美容液を取り入れてください。

ポイント③肌へのストレスを最小限に抑える

肌へのストレスを最小限に抑えることも意識していきましょう。ストレスを感じると、肌が傷ついたり老化しやすくなったりしてしまいます。強い刺激を与えないこと、毎日しっかりとスキンケアを行うことがポイントです。

肌を優しくケアし、健やかな状態を維持することが大切です。

ポイント④紫外線対策を忘れずに行う

30代でくすみのない美しい肌を維持するのに欠かせないのが紫外線対策です。紫外線は肌ストレスのひとつであり、さまざまな肌悩みの原因となります。もちろん紫外線によってくすみが引き起こされることもあります。

日中は日焼け止めを忘れずに塗るようにし、UVカット効果のあるフィルムやカーテンを利用し、家の中でも紫外線対策を行ってください。もちろん外に出るときも、日傘や薄手の羽織もので紫外線対策を行いましょう。

30代の肌のくすみには日頃のケアが大切

いかがでしたでしょうか?この記事を読んでいただくことで、30代の肌くすみについてご理解いただけたと思います。30代になると肌のくすみが目立つようになりますが、日々のケアで予防&改善が可能です。

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[1]

参照:JSTAGE:(PDF)中年期女性の皮膚潤いに関わる生物物理特性の冬期4年間にわたる経年変化

[2]

参照:消費者庁:(PDF)ニキビ・肌荒れ・肌ツヤに免疫力を忘れてはいけません!!

[3]

参照:JSTAGE:(PDF)中年期女性の皮膚潤いに関わる生物物理特性の冬期4年間にわたる経年変化

[4]

参照:JSTAGE:(PDF)加齢に伴う皮膚の変化とアンチエイジング療法

[5]

参照:JSTAGE:(PDF)”くま”発生要因に関する研究

[6]

参照:JSTAGE:(PDF)糖化ストレスと抗糖化作用の評価

[7]

参照:JSTAGE:(PDF)皮膚角層の構造解析

[8]

参照:JSTAGE:(PDF)主観的睡眠状態と肌状態との関連

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