美顔器の種類ごとの使用頻度と効果的に使用するためのタイミング - 美活コラム

BEAUTY COLUMN 美顔器の種類ごとの使用頻度と効果的に使用するためのタイミング

公開日 2024.08.21更新日 2024.10.30

美顔器の種類ごとの使用頻度と効果的に使用するためのタイミング

美顔器を購入したいと考えている方に向けて、適切な使用頻度を美顔器の種類ごとに解説します。

美顔器は決して安いものではありません。
そのため事前に適切な使用頻度や効果など、美顔器に関する情報を得ておきたい方も多いのではないでしょうか。

そこで今回の記事では、美顔器の種類ごとに、目安となる適切な使用頻度を解説します。
参考にしていただければ、使用頻度が多くなることのリスクや効果を引き出すためのタイミングについてご理解いただけるはずです。

美顔器の適切な使用頻度

美顔器の適切な使用頻度は「1週間に2~3回程度」です。
それ以上に使用すると、お肌が荒れてしまうことがあります。
反対に効果が感じられなかったり、肌に悪影響を与えてしまったりすることがあるかもしれません。
適切な効果を得るには、適切な頻度を守ることが大切です。

 

関連記事:美顔器を毎日使ってもいい?リスクと毎日の使用が危険な機能について

美顔器の機能別の使用頻度

美顔器の使用頻度は、機能によっても変わります。
製品によってさまざまな機能が搭載されているため、機能に応じて使う頻度を判断すると効果が得られやすくなるでしょう。
それではどの機能を、どのくらいの頻度で使用するべきなのでしょうか?
美顔器に搭載されていることがある10個の機能ごとに、どのくらいの頻度で使用するべきなのかを解説していきます。

機能別使用頻度1:超音波

まず超音波を肌に照射するタイプの美顔器の使用頻度は、「1週間に2~3回」がおすすめです。
超音波による振動は、お肌に残った古い角質や汚れを除去する作用があります。
またマッサージ作用により、血流も促せるでしょう。

しかしあまり頻繁に使いすぎると、毛穴が開いてしまう、お肌にとって必要な皮脂まで除去されてしまうことが起こり得ます。
2~3日に1回を目安にすると、使いすぎてしまうことはないはずです。

機能別使用頻度2:イオン導入

続いてのイオン導入も「1週間に2~3回」が使用頻度の目安となります。
イオン導入は微弱な電流によって、お肌への美容成分の浸透を促す作用を持つ機能です。
またコラーゲンの生成を促進させる作用もあるため、頻繁に使いたくなるかもしれません。

しかし適切な頻度を超えての使用は、肌へのダメージを大きくしてしまう可能性があります。
微弱とは言え電流を流しているので、週に2~3回に留めておきましょう。

機能別使用頻度3:エレクトロポレーション

エレクトロポレーションの場合は、「1週間に1回」程度の低頻度で使用しましょう。
肌のより深くまで美容成分を浸透させる効果が期待でき、さらにニキビやシワを改善したり、毛穴を引き締めたりするために効果的です。

うれしい効果があるエレクトロポレーションですが、イオン導入と同様、やはり電流を流します。
したがって電流を流すことによりお肌へのダメージが蓄積されるかもしれません。
また適切な使用頻度を守らなければ、効果が薄くなってしまうこともあると言われています。
1週間に1回のスペシャルケアとして使用するのがおすすめです。

機能別使用頻度4:レーザー

レーザー機能が搭載されている美顔器であれば、使用頻度は「1週間に2~3回」に留めてください。
ただしお肌が弱い方、肌荒れしている方であれば、使用しないほうが良いかもしれません。

レーザーはシミやそばかすなどのメラニン色素の沈着も解消できる美顔器の機能です。
しかしレーザーは美顔器の機能の中でも、お肌への刺激が強くなっています。
お肌が弱い方などが使用すると炎症の原因になることもあるため、肌質やお肌の状態を見ながら使うようにしてください。
もし特に問題がないようであれば、1週間に2~3回程度なら使用しても問題ないでしょう。

機能別使用頻度5:光・LED

製品によって使用頻度が異なるのが光・LED機能の特徴です。
1週間に2~3回が適切であることもありますし、毎日使用して、しばらく休止期間を設けた方が良い製品もあります。

光・LED機能はお肌の細胞を活性化させる作用があります。
そのためその他の美顔器とは使い方が異なることもあるでしょう。
細胞を活性化させるには、一定の休止期間が必要となることもあります。
機種ごとの説明書をよく読み、記載されている適正頻度を守りながら使用してください。

機能別使用頻度6:RF(ラジオ波)

続いてご紹介するRFについては、「3日に1回」が一般的な頻度とされています。
ただし「1週間に3~4回」程度であれば、頻度を増やしても問題ありません。
説明書の記載とご自身の肌質を考慮しながら、適切な頻度を探ってみてください。
あまりに高頻度で使用すると、お肌にダメージが蓄積されてしまうことがあるので、低頻度から始めるのがおすすめです。

RF機能ではラジオ波によって放射された熱で、お肌の調子を整えたり、血行を促進したり、コラーゲン生成を促したりします。
少なくとも1日以上の感覚を開けるようにして、お肌の調子が良くなる頻度を探りましょう。

機能別使用頻度7:EMS(高周波)

美顔器のEMS機能でちょうどよいとされている使用頻度は、「1週間に2~3回」です。
EMS機能は電流を流すことにより、筋肉の収縮を促して、まるで「筋肉を使っているかのような状態」にするためのもの。
つまり擬似的に筋トレを行っているかのような効果を得られ、筋力アップ効果が期待できます。

しかし筋肉が成長するには「超回復」と呼ばれる休息期間が必要です。
筋肉は繊維が破壊された後、十分な休養を取った後で再生されて成長します[1]。
つまりEMS機能を毎日使用していると、休養を取れなくなるため成長する機会を失ってしまうのです。
毎日使用しても効果は高まりません。
2~3日おきに使用することで、最大限の効果を得られるようになるでしょう。

機能別使用頻度8:ローラー

美顔器の中でも、毎日使用しても問題が少ないのがローラーです。
ローラーは電力によって稼働するものではなく、手動でお肌に対して刺激を与えるもの。
そのためご自身によって調節できれば、毎日のスキンケアで使用しても構いません。

ただし毎日長時間使用したり、あまりに強すぎる力を入れたりすることはやめましょう。
お肌にダメージがかかってしまうことがあります。
またニキビがある、傷がある、炎症が起きているなど、肌トラブルがあるときにも避けるべきです。
特に問題がないようであれば、毎日使っても問題ないでしょう。

機能別使用頻度9:スチーマー・ミスト

スチーマーやミストもローラー同様に、毎日使用できるタイプの美顔器です。
蒸気をお肌に当てるだけなので刺激が少なく、敏感肌の方や肌トラブルに悩んでいる方でも比較的安全に使用できます。
美容成分の浸透を促す作用が期待できるので、毎日のスキンケアのお供として利用できるでしょう。

しかし美顔器の種類によっては、使用頻度が決められているかもしれません。
あらかじめ説明書を読んで、適切な頻度で使用するようにしてください。

機能別使用頻度10:ウォーターピーリング

最後にウォーターピーリングは、「1週間に1~2回」の使用が適切であるとされています。
水を使用しているとは言え、ピーリングです。
お肌の古い角質や汚れを除去する作用があるため、あまり使いすぎると必要な皮脂まで失われてお肌が乾燥してしまうかもしれません。

またお肌がいつもより乾燥していたり、炎症が起きていたりする際には使用を中止したほうが良いでしょう。
あくまでも健康なお肌に対して、週に1~2回程度の使用が目安となります。

美顔器の使用頻度が高いと生じるリスク

美顔器の使用頻度が高くなると、さまざまなリスクが生じることがあります。
お肌をキレイにするための美顔器で、デメリットが生じてしまえば意味がありません。
起こり得るリスクも把握したうえで、適切な使用頻度を守りながら使うようにしましょう。

リスク1:使い過ぎによる筋肉の疲労

EMSで起こり得るのが、使いすぎによる筋肉の疲労です。
毎日筋肉を使っていれば、全身のどこでも疲労が起こることでしょう。
表情筋も同じで、EMSによる筋肉の収縮が毎日続くと、疲労が蓄積されてしまうことがあります。

リスク2:過度なダメージによる肌の状態の悪化

続いては肌状態の悪化です。
美顔器はお肌をキレイにするためのものですが、同時に刺激も与えます。
刺激が多くなりすぎるとお肌にダメージが蓄積され、肌トラブルの原因になるかもしれません。

リスク3:美顔器のケアに対する肌の慣れ

特にトラブルが起きなくても、お肌が美顔器のケアに慣れてしまうこともあり得ます。
美顔器はお肌に刺激を与えることにより、自然に回復する力を利用して美肌へと導くものです。
しかし高い頻度で使用しているとお肌が刺激に慣れてしまい、回復力が発揮されなくなることもあるでしょう。

美顔器を使用するタイミング

それでは最後に、美顔器はいつ使用するべきか、適切なタイミングについてご紹介していきます。

タイミング1:洗顔後

まずは洗顔後です。
洗顔後は余分な汚れや皮脂が落とされた状態で、美容成分が浸透しやすいタイミングだとされています。
お肌の清潔も保たれている状態。
夜もおすすめですが、朝の洗顔後に使用すると化粧のノリも良くなるはずです。

タイミング2:入浴後

入浴後はお肌が柔らかくなっている上に、清潔な状態でケアに最適なタイミングです。
代謝が良いだけでなく美容成分の浸透も高まっています。
特別なスキンケアは入浴後に行うと、より高い効果が期待できるでしょう。

タイミング3:就寝前

就寝前はお肌の再生能力を高めるためのスキンケアとして効果的。
眠っている間は成長ホルモンが分泌されて、お肌の再生や修復が促されます[2]。
就寝前に美顔器を使用すると、お肌の再生がより高められるかもしれません。

美顔器の使用頻度は種類ごとに適切に

いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただくことで、美顔器の使用頻度についてご理解いただけたと思います。

美顔器の使用頻度は種類により変わります。
機種ごとの説明書をよく読んだうえで、適切な頻度を守るのが効果を引き出すための秘訣です。

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【関連記事】
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【参照】
JSTAGE:(PDF)「破壊」+「再生」=「超回復」
国土交通省:(PDF)睡眠改善の重要性と睡眠、眠気マネジメント

 

監修者

カスタマーサポート責任者:小島

NBSへ入社後、エステサロンの勤務から始まり、数々の経験を経て店舗責任者として勤務。
サロンにおいてはサロン売上№1、新規カウンセリング平均成約率95%、お客様指名率№1、アンケート回収率№1など。現在はカスタマーサポート責任者として、オーナー様やサロン顧客様の満足度向上を果たすために様々なサポートを実施中。

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