たるみ毛穴はなぜ起こる?引き起こされる原因と予防法について - 美活コラム

BEAUTY COLUMN たるみ毛穴はなぜ起こる?引き起こされる原因と予防法について

公開日 2024.05.09 更新日 2024.09.14

たるみ毛穴はなぜ起こる?引き起こされる原因と予防法について

毛穴の目立ちで悩んでいる方に向けて、たるみ毛穴の原因と予防法について解説する記事です。

 

「ファンデーションを塗ると毛穴が目立つ」「まだ若いのに毛穴がたるんでいる」と、毛穴に悩む女性は多いもの。
実はたるみ毛穴は年齢に関係なく、生活習慣や食生活によって引き起こされることもあります。

 

そこで今回は、たるみ毛穴が生じる原因と、予防方法について詳しく解説していきます。
参考にしていただければ、たるみ毛穴の目立たない、ツルッとしたきれいなお肌を目指せるでしょう。

 

たるみ毛穴について

まず「たるみ毛穴」とは、頬周辺の毛穴が楕円形状になった状態のことです。
主に30代以降に現れることが多く、肌自体のたるみによって引き起こされることが多いとされています。

 

10代・20代のころの毛穴は、開いていても円形をしているはずです。
しかし肌が重力に逆らえなくなってたるんだとき、毛穴も一緒に下へと引っ張られてたるんでしまいます。
もし手のひらを頬に当てて引っ張り上げたとき、毛穴が目立たなくなったらたるみ毛穴でしょう。

 

以上のようにたるみ毛穴とは、肌自体のたるみによって引き起こされるものです。

たるみ毛穴の原因

たるみ毛穴を予防するためには、原因を知っておかなければなりません。
なぜたるみ毛穴が引き起こされるのか、主な原因は次4つです。

原因1:加齢

たるみ毛穴の第一の原因は「加齢」です。
年齢を重ねて肌の弾力性が失われるとたるみやすくなり、肌と同時に毛穴もたるんできます。

 

肌の弾力性は皮膚の下にあるコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸によって実現されるものです[1]。
弾力を維持する成分が減少したり、変化したりすると肌は弾力性が失われシワやたるみが形成されやすくなります。
そして成分の現象に大きく関わるのが加齢です。
特に水分を維持して皮膚を柔軟に保つ役割を担うヒアルロン酸は、加齢で減少することが報告されています[1]。

 

また年齢を重ねると、顔の脂肪を支えている表情筋も衰えてくる傾向にあります。
脂肪が下垂することもたるみの原因となるかもしれません。
毎日の肌ケアをしていても、どうしても加齢によってたるみ毛穴が生じてしまうこともあるでしょう。

 

関連記事:30代から始めたい美容習慣と30代が注意するべき肌トラブルの原因

原因2:紫外線

加齢とともにたるみ毛穴の大きな原因のひとつとなるのが「紫外線」です。
特に長期間にわたり紫外線に当たり続けていた方は、肌の弾力を維持するための組織が壊れやすくなります。

 

肌の弾力を維持しているもののひとつに「弾性線維」と呼ばれるものがあります。
紫外線に当たると弾性線維が変化して、皮膚の老化が促されることに[2]。
主にUV-Bが弾性線維を変化させる効果が高く[2]、日焼けをしていなくても肌の弾力が失われる可能性もあります。
紫外線に長時間当たることが多い方は、たるみ毛穴が作られやすくなるかもしれません。

原因3:乾燥

乾燥も原因のひとつです。
乾燥すると肌のキメが失われるうえに、動きが多い頬では毛穴の周辺に力がかかりやすくなるため毛穴が目立ちやすくなります[3]。

 

乾燥はさまざまな肌トラブルの原因となるものです。
特に毛穴の周辺には変化が起こりやすいとされているため[3]、たるみ毛穴の要因となるでしょう。

原因4:皮脂

たるみ毛穴の原因となるものの最後にご紹介するのが、皮脂の過剰分泌です。
毛穴からは皮脂が分泌されて肌を乾燥から守りますが、分泌量が多くなりすぎると毛穴が詰まって目立ってしまいます。

 

皮脂は毛穴を通って肌の表面へと分泌されるものです。
毛穴の中で皮脂が酸化すると、色が黒ずんで毛穴が目立ちやすくなります。
また詰まった皮脂は毛穴を押し広げる作用もあるため、より毛穴が大きく、目立つようになる可能性も否定できません。

 

皮脂の分泌量の多さは体質差もありますが、脂肪分の多い食事を摂ることも原因のひとつです。
毛穴にたるみが出てきたと感じるなら、食生活を見直してみるのも対策のひとつとなります。

たるみ毛穴につながる悪習慣

たるみ毛穴が生じた場合、日々の生活習慣が原因となっているかもしれません。
もし次の6つの習慣に当てはまるものがあったら、改善することによって毛穴のたるみもなくなる可能性があります。

悪習慣1:過度な洗顔・クレンジングをする

まずは洗顔やクレンジングを過度に行うことです。

 

たとえば1日に何回も洗顔をしたり、ゴシゴシとこするように洗ったりすることを指します。
すると肌へのダメージが蓄積されるうえに肌の保護のために必要な皮脂まで落としてしまうことに。
ダメージを受け、守られていない肌は、乾燥に弱くなりたるみ毛穴が生じやすくなります。

 

洗顔は1日に2回で十分です。
洗顔やクレンジングをすると毛穴もきれいになる気がしますが、過度に行うと肌へのダメージが大きくなるため注意してください。

悪習慣2:保湿をしない

洗顔やクレンジングの後に保湿をしない習慣にも要注意です。
保湿をしないことも肌の乾燥につながり、毛穴たるみを作り出してしまいます。

 

洗顔後の肌は皮脂が洗い流されて、守られていません。
そのため一時的に肌の水分量が少なくなり、非常に乾燥しやすい状態となっています。
洗顔後にできる限り早く保湿をすれば、肌内部の水分量が失われにくくなり、たるみ毛穴が作られにくくなるでしょう。

 

もし洗顔後に保湿をせずにそのまま過ごしているなら、徹底したスキンケアを心がけてみてください。
毛穴が目立たなくなるはずです。

悪習慣3:紫外線対策を怠る

続いての悪習慣は、紫外線対策を怠ることです。
毛穴の開きは紫外線による肌の老化で起こることもあると解説しました。
そのため紫外線対策は徹底して行うべきです。

 

特に年齢を重ねてもいないのにたるみ毛穴が目立つ場合は、紫外線対策を怠っていることが原因かもしれません。
肌の老化の約80%が紫外線が原因だとされており、いわゆる「光老化」は若い年齢から現れます[2]。
日中に日焼け止めを塗らずに長時間の外出をする、日傘やサングラスを使わないなどの行為は毛穴の目立ちを促す可能性があるでしょう。

悪習慣4:毛穴汚れを指で押し出す

毛穴汚れを指で押し出すと、たるみ毛穴が生じやすいことをご存知でしょうか?
汚れを押し出すと、一時的に毛穴がきれいになり、目立たなくなったと感じられるかもしれません。
しかし指でむりやり汚れを押し出すと、毛穴周辺の肌にダメージを与えることになってしまいます。

 

その結果、肌に炎症が起きたり、さらに毛穴が広がったりすることも。
毛穴汚れはクレンジングや洗顔で落とすのが基本です。
もちろん毛穴パックで無理に取るのもおすすめできません。
無理に汚れを取るのは控えましょう。

悪習慣5:バランスの悪い食事

皮脂の過剰分泌で促されることがあるたるみ毛穴は、食事のバランスの悪さによって引き起こされることも少なくありません。

 

たとえば毎日ファーストフードや揚げ物を食べていたりする方は、脂肪分を摂りすぎている可能性があります。
ラーメンやスナック菓子、脂肪たっぷりのスイーツも問題です。
人の身体は口から食べたものでできているので、脂肪分を摂りすぎると皮脂となって肌の表面に現れてきます。
そして皮脂の過剰分泌を押さえるためには、タンパク質・ビタミン・ミネラルなども摂取できる、バランスの良い食事が必要不可欠です。

 

毎日の食事内容に自信のない方は、栄養バランスを見直してみてください。

悪習慣6:ストレスをためこむ

最後にご紹介するのは、ストレスです。
意外かもしれませんが、たるみ毛穴はストレスをためこむとできやすい傾向があると言われています。

 

実はストレスと皮膚は大きく関係しており、ストレスを感じることで次のような肌トラブルが起こる可能性も。

 

【起こり得るトラブル[4]】

  • 肌のバリア機能が低下する
  • 炎症が起こりやすくなる
  • コラーゲンが沈着しにくくなる
  • 新しい肌の細胞が作られにくくなる
  • アレルギーが起こりやすくなる

ストレスは万病の元と言われますが、肌にも大きな影響を及ぼしています。
バリア機能が低下すれば肌は炎症などのダメージを受けやすくなるでしょう。
そしてコラーゲンは肌の弾力性を維持する成分です[1]。
沈着しにくくなることにより、肌全体がたるみやすくなり、たるみ毛穴が引き起こされる可能性も高くなります。

 

肌の細胞が作られにくくなり代謝サイクルが乱れること、アレルギーが起こりやすくなることなどさまざまな弊害があります。
もしストレスがたまっていると実感しているなら、生活環境を改善することでたるみ毛穴を解消できるかもしれません。

たるみ毛穴を予防する方法

たるみ毛穴が生じる原因と悪習慣について解説してきました。
それではたるみ毛穴を予防するには、具体的にどのようにすればよいのでしょうか?
「スキンケア」と「生活習慣」の2つの観点から解説していきます。

予防法1:適切なスキンケア

予防のために最も重要となるのが、適切なスキンケアをすることです。
ポイントは「洗顔」「保湿」「UVケア」の3つ。
それではそれぞれ、どのようなことに気をつけていけば良いのか見ていきましょう。

ふわふわの泡で優しく洗顔する

洗顔で意識したいことは、ふわふわの泡を作り、優しく洗顔をすることです。

 

洗顔は肌のために大切なことですが、反面、摩擦が起きると肌にダメージを与えかねません。
ダメージを抑えるためには、手が顔に触れないよう、ふわふわで弾力のある泡を作ることが大切となります。
泡の塊を転がすように、優しく、顔に触れないように洗顔をしましょう。
もちろんゴシゴシと擦るような洗顔はNGです。

 

泡の作り方により肌の調子は変わります。
洗顔ネットなどを使って、ふわふわとしたクリームのような泡を作って洗顔をしてみてください。

洗顔後はしっかりと保湿する

洗顔が終わったら、次はしっかりと保湿をしましょう。
乾燥はたるみ毛穴の原因のひとつです。
肌を潤わせるために、洗顔後はなるべく早く化粧水をつけ、乳液やクリームで水分を逃さないようにしてください。

 

洗顔後に保湿されていない肌は、非常に無防備な状態でダメージを受けやすくなっています。
肌を守るためには、洗い流された皮脂の代わりとなるスキンケアアイテムを使わなければなりません。
肌に潤いを与えれば弾力も増し、たるみ毛穴が作られにくくなります。

 

洗顔後のスキンケアはなるべく早く、徹底して行うことが大切です。

徹底してUVケアをする

最後に忘れてはいけないのがUVケアです。
紫外線も肌の老化の一因となるため、毎日のUVケアは欠かせません。

 

UV対策というと、夏だけのものと思われる方もいらっしゃるでしょう。
しかし紫外線は1年中、ありとあらゆるところに降り注いでいます。
地上に届く量は少なくなりますが、雨の日も、雪が降っている日も確実に届くのが紫外線です。
薄い雲がかかっている日であっても、紫外線の80%は地上に届いています。
また冬の雪山では、雪による反射で紫外線量が2倍になるため冬でも油断できません。

 

出典:環境省:(PDF)紫外線環境保健マニュアル2008

 

つまりUVケアは年間を通して必要です。
紫外線は外だけでなく、ガラス窓越しに家の中にも入り込んできます。
外出するときは日焼け止めを塗り、日傘やサングラス、UVカット効果のある洋服でUVケアをしましょう。
家の中でのケアは、窓にUVカットフィルムを張ったり、紫外線を遮断してくれるカーテンを利用するようにしてください。

 

紫外線に長時間あたることはたるみ毛穴を引き起こします。
スキンケアの一環として、毎日のUVケアも怠らないようにしましょう。

予防法2:正しい生活習慣を心がける

スキンケアとともに欠かせないのが、生活習慣を正すことです。
日々の生活習慣は肌に大きな影響を及ぼします。
肌は食べたものからできますし、睡眠中に日中のダメージを回復するもの。
次のような正しい生活習慣を心がければ、毛穴のたるみがなくなるだけでなく、肌自体が美しくなっていくはずです。

タンパク質やビタミンを意識した食事をとる

健康的で美しい肌を作るために欠かせないのが、タンパク質とビタミンです。
タンパク質は肌の原料となり、ビタミンCはコラーゲンの生成に必要となります[5][6]。
またビタミンEには酸化を予防する効果があるとされるため、肌を含めた全身の老化防止に効果的です[7]。

 

食事のバランスは美しい肌を保つための重要なカギとなります。
タンパク質とビタミンを意識した食事を摂りましょう。

ストレスをためない

毎日の生活でストレスをためないことも大切です。
ストレスが肌に悪影響を及ぼすことは解説しました。
ターンオーバーが乱れて、コラーゲンの沈着も妨げられてしまいます。

 

肌トラブルが起こりやすくなる傾向もあるため、日々のストレスはなるべくすぐに解消するようにしてください。
仕事が終わったら楽しめる趣味の時間を持ったり、テレビを見て笑ったり、友人と話したり、身体を動かしたり…。
ストレスを完全に解消することは難しいものですが、なるべくためこまないようにしましょう。

十分な睡眠を取る

続いては睡眠についてです。

 

睡眠時間が不足するとバリア機能が低下し、肌が乾燥しやすくなるとの報告があります[8]。
バリア機能の低下は肌を傷つけやすい状態にしますし、乾燥はたるみ毛穴の直接的な原因です。

 

肌の乾燥は睡眠中に分泌される成長ホルモンの不足により起こります[8]。
そして成長ホルモンの分泌は入眠直後に多く分泌されるため[9]、スムーズに眠りにつける環境を作り出すことがポイント。
寝付きが良くなるよう、就寝前はリラックスした環境を作り出してください。

こまめな水分補給

肌の乾燥を防ぐには、こまめな水分補給も意識してください。

 

肌に化粧水をつけたとしても、やはりわたしたちの身体は口から摂ったものによって作られます。
つまり肌の水分も、口から飲んだ水によって補われるものです。

 

肌の水分量が少なくなるとたるみ毛穴が目立ちやすくなるだけでなく、肌のハリや弾力も失われてしまうもの。
意識的にこまめに水分補給をすれば、肌のうるおいも保たれやすくなるでしょう。

 

【関連記事】
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たるみ毛穴にまつわるよくある質問

それでは最後に、たるみ毛穴に関するよくある質問にお答えしていきます。

Q1:たるみ毛穴は何歳くらいからなる?

たるみ毛穴が目立ち始めるのは、一般的に30代以降です。
肌のピークは20代前半で、その後は少しずつ衰えていくとされるため30代以降で現れやすくなります。

Q2:たるみ毛穴ができたらどうすればいい?

もしたるみ毛穴ができてしまったら、スキンケア方法と生活習慣を見直してみてください。
適切なスキンケアを行いながら、栄養バランスのとれた食事をし、睡眠を十分にとるよう心がけていると改善されるかもしれません。

Q3:たるみ毛穴を改善するオススメのサプリメントはなに?

おすすめのサプリメントはビタミンAとビタミンC、ミネラル、たんぱく質が含まれているものです。
食事で足りない栄養を補えれば、肌の調子が上向きになるでしょう。

たるみ毛穴を防ぐには日々の努力が大切

いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただくことでたるみ毛穴の原因や予防法がご理解いただけたと思います。

 

たるみ毛穴は肌自体のたるみから起こるものです。
そのため毎日のスキンケアや乾燥対策、UVケアを徹底することと、生活習慣を正すことが重要となります。

 

またスキンケアの中に、美容機器を取り入れることも効果的でしょう。
株式会社NBSが提供する家庭用全身美容器『MetaLT』では家庭用のサーマルフラクショナルも取り扱っておりますので、たるみ毛穴対策にぜひお使いください。

[1]参照:JSTAGE:(PDF)シワ形成メカニズムと抗シワ製品

[2]参照:環境省:(PDF)第3部参考資料

[3]参照:JSTAGE:(PDF)キメの形態と頬部の毛穴目立ちとの関連性

[4]参照:JSTAGE:(PDF)精神的ストレスと皮膚

[5]参照:e-ヘルスネット:たんぱく質(たんぱくしつ)

[6]参照:e-ヘルスネット:コラーゲン(こらーげん)

[7]参照:JSTAGE:(PDF)老化とビタミンE

[8]参照:JSTAGE:(PDF)睡眠を介した全身健康「睡眠ヘルスケア」価値の創出

[9]参照:働く女性の心とからだの応援サイト:睡眠とストレスの関係


葉山潤奈さんにMetaLTのご紹介いただきました。

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監修者

カスタマーサポート責任者:小島

NBSへ入社後、エステサロンの勤務から始まり、数々の経験を経て店舗責任者として勤務。
サロンにおいてはサロン売上№1、新規カウンセリング平均成約率95%、お客様指名率№1、アンケート回収率№1など。現在はカスタマーサポート責任者として、オーナー様やサロン顧客様の満足度向上を果たすために様々なサポートを実施中。

▼多数セミナーにも登壇
https://youtu.be/4YTkqzAKdKU

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