40代の肌くすみの原因&スキンケアで解決するための4つの方法
肌を美しく保つ方法を知りたい方に向けて、40代の肌くすみについて解説する記事です。
40代の方の肌悩みとして代表的なのがくすみ。「黄色くくすんでいる気がする」「どうやってカバーすればいい?」と、くすみに悩んでいる方はとても多いものです。
今回の記事では40代の肌くすみの原因と、解決するためのスキンケアのポイントについて解説します。参考にしていただければ、透明感が高まったワントーン明るい肌になれるでしょう。
そもそも“くすみ”とは
「くすみ」とは、メラニン色素が増えて肌の透明感が失われた状態のことです。顔全体に薄くメラニン色素が広がります。そのため「なんとなく顔色が暗い」「透明感がない」と感じられるようになるでしょう。また黄色みや茶色みが気になるようになることもあります。
シミやそばかすは一箇所に、集中してメラニン色素が集まることが特徴です。しかしくすみは全体的にメラニン色素が広がり、顔全体が暗い印象になってしまうことが特徴であると言えます。
肌のくすみのタイプ
肌のくすみにはさまざまなタイプがあります。
【肌くすみのタイプ】
- 黄くすみ:黄色っぽくくすみが現れた状態で、運動不足によって起こりやすい
- 青くすみ:クマなどの青黒い色が目立つくすみで、血行不良や貧血によって起こることがある
- グレーくすみ:灰色みが強いくすみで、古くなった角質が肌に残っている状態であることが多い
- 茶くすみ:全体的に茶色みが強くなるくすみのタイプで、メラニン色素の沈着が原因とされる
くすみにはさまざまな種類があり、原因も異なります。40代からの肌のくすみに対応していくには、ご自身のくすみのタイプを見極めることが第一。そして原因にあわせて適切な対処をしていきましょう。
40代になると肌のくすみが目立つのはなぜ?
それでは40代になるとなぜ肌のくすみが目立ちやすくなるのか、原因について解説していきます。
原因1:肌のうるおいをキープするのが難しいから
年齢とともにうるおいをキープするのが難しくなることがひとつめの原因です。肌のうるおいは年齢を重ねるごとに少なくなっていきます。天然保湿因子や細胞間を埋める脂質、肌表面の脂質が減少することなどがうるおい不足になる原因[1]。
一般的に「透明感のある肌」とは、キメが整っていてうるおっている肌だとされます。そのためうるおいが少なくなりがちな40代の肌では、くすんでいる印象が強くなるかもしれません。
原因2:ターンオーバーが乱れるから
ターンオーバーの乱れが起こりやすくなることも原因のひとつです。ターンオーバーの乱れも、年齢を重ねるごとに起こりやすくなる肌悩み。
正常なターンオーバーであれば、約28日周期で古くなった角質が剥がれ落ちます。しかし周期が乱れて角質の剥がれが遅くなると、古くなった角質が肌に残ったままになり、肌色が暗い印象になってしまうでしょう。
40代で肌のくすみに悩んでいるなら、もしかするとターンオーバーの乱れによって起きているかもしれません。
原因3:血の巡りが良くないから
40代の肌くすみの原因として盲点となりがちなのが、血の巡りが悪くなっていることです。
血液の巡りは全身に影響を及ぼします。血行不良であれば肌に栄養素が行き渡りにくくなったり、細胞に酸素が届かなかったりなどの問題が起きることもあるでしょう。
たとえば冷え性やストレスをかかえていて、運動不足の意識がある方は要注意です。肌機能が低下するとターンオーバーが乱れるだけでなく、メラニン色素がうまく排出されなくなるなどの問題が生じることも。血液の巡りが悪くなり、肌機能が低下しているとも考えられます。
原因4:肌の糖化が起きているから
くすみが起きる原因のひとつとなるのが、肌の糖化です。糖化とはとりすぎた糖質がタンパク質と結びついて、「細胞が焦げたような状態」になってしまう現象のことを指します。
肌に糖化の影響が及ぶと、特に黄くすみが起こりやすくなり、肌の透明感が失われやすくなります[2]。またメラニン色素が蓄積されやすくなるとも言われており[2]、くすみの大きな原因と言えるでしょう。
もし日頃から糖質を多く摂取しているようであれば、糖化による肌のくすみを疑ってみてください。
原因5:うぶ毛が生えているから
肌に問題がなくても、うぶ毛のせいで肌がくすんで見える方も少なくありません。うぶ毛は目立たないから頻繁にケアをしなくても良いと考えているなら、うぶ毛の影によってくすみが起きていることも考えられます。
小さなうぶ毛ですが、薄く、ふんわりと、たくさん生えていることもあります。ほとんど気づかないようなうぶ毛であっても、やはりある以上は影を作り出すものです。うぶ毛の影によって、肌がくすんでいるようになっている可能性もあるでしょう。
肌のくすみの悩みを解決するスキンケア方法
それでは40代の肌のくすみを解決するためのスキンケア方法について見ていきましょう。くすみに悩んでいたとしても、適切なケアを行っていけば改善していけるはずです。
方法1:肌をなでるように洗顔をする
スキンケアの第一歩である洗顔は、肌をなでるように優しく行うのが基本です。
肌を強くこするように洗うと、肌への刺激が強くなり、メラニン色素が発生してしまうことがあります。肌は摩擦による刺激を受けると一酸化窒素を作り出して、メラニン色素の生成を促してしまうためです[3]。
洗顔のときに摩擦刺激が生じると、顔全体にメラニン色素が広がり、くすみの原因になってしまう恐れがあります。肌はなでるように、優しく触れるようにしましょう。
方法2:角質ケアを取り入れる
角質ケアを取り入れることも効果的なスキンケア方法のひとつです。40代の方の肌くすみの原因として、古い角質が剥がれなくなっている可能性があると解説しました。したがって角質をケアすれば、くすみの改善が期待できます。
クレンジングや洗顔でケアしきれなかった角質は、ピーリングや毛穴吸引などで対処してください。スペシャルケアとして定期的に行えば、くすみがきれいに改善されるかもしれません。
方法3:丁寧に保湿をする
毎日のスキンケアでは、丁寧に保湿を行うことも大切です。年齢を重ねると肌内部のコラーゲン量が少なくなり、乾燥しやすい肌になります[4]。天然保湿因子と呼ばれる、人の肌にもともと含まれる保湿成分も少なくなる傾向です[4]。若い頃と同じスキンケアでは、肌内部の水分が不足してしまうことになります[4]。
そのためうるおいのある肌を目指すには、外から保湿してあげることが欠かせません。化粧水や乳液、クリーム、シートマスクなどを駆使して、丁寧に保湿をしてあげましょう。
方法4:徹底的に紫外線の対策をする
最後に、日々の生活の中での紫外線対策を徹底することも意識的に行ってください。紫外線は肌を老化させる大きな要因とされていて、その割合は約70%ともされています[2]。
つまり紫外線対策を徹底すれば、肌の老化の約70%を防げる可能性が現れます。窓にUVカットフィルムを貼ったり、毎日日焼け止めを塗ったりなど、紫外線対策を徹底してください。
40代の肌と相性の良い化粧品
日々のスキンケアのため、40代で肌のくすみに悩む方と相性の良い化粧品をご紹介します。
【40代におすすめのスキンケアアイテム】
- ビタミンC:抗酸化作用・コラーゲンの生成促進・メラニン色素の生成抑制[5]
- トラネキサム酸:色素沈着とくすみの改善[6]
- ポリフェノール:抗酸化作用
- アスタキサンチン:抗酸化作用・抗紫外線作用・うるおい改善
40代の方におすすめの化粧品は、ビタミンCやポリフェノール、アスタキサンチンなど、抗酸化作用に優れている成分です。またトラネキサム酸にはメラニン色素を抑える働きがあり、40代の方の肌のくすみ予防に役立ってくれるでしょう。ビタミンCも美白作用の強い成分です。
40代にみられる肌のくすみはメイクでもカバーできる?
40代の肌のくすみは、メイクでもカバーできます。今すぐにくすみをカバーしたいときは、適切なスキンケアを行いながらメイクでのカバーを試してみてください。
透明感を高めるには、ラベンダー色の下地がおすすめ。青くすみが気になるならピンクのチークを使いましょう。さらにツヤ感のあるリキッドタイプやクリームタイプのファンデーションを丁寧に塗れば、くすみをカバーできるはずです。
40代の肌くすみには早めの対策が大切
いかがでしたでしょうか?この記事を読んでいただくことで40代の肌くすみについてご理解いただけたと思います。肌のくすみは40代の肌の特徴によるところもありますが、日々のケアで解決できることもあります。
もしできるだけ早く解決したいと思われるなら、「MetaLT」も選択肢のひとつです。業務レベルの家庭用美容器であるMetaLTでは、5つの機能によって肌機能を高めたり、美容成分の浸透を促したりできます。生活に取り入れられるスペシャルケアとしてぜひご活用ください。
[1]
参照:JSTAGE:(PDF)中年期女性の皮膚潤いに関わる生物物理特性の冬期4年間にわたる経年変化
[2]
参照:JSTAGE:(PDF)皮膚老化概論:酸化ストレスと糖化ストレス
[3]
参照:JSTAGE:(PDF)物理刺激によって生じるくすみに対する一酸化窒素の関与
[4]
参照:JSTAGE:(PDF)加齢に伴う皮膚の変化とアンチエイジング療法
[5]
参照:JSTAGE:(PDF)4.健康や美容のマストアイテム―ビタミンC―
[6]