50代のフェイスラインがたるむ原因と予防に役立つ方法をチェック

年齢を重ねると、フェイスラインや二重あごの形が変化し、たるみが気になる方が増えていきます。鏡を見て「老けたかも」と感じるのは、肌のハリ・弾力や筋力の低下など、年齢による変化がかかわっているかもしれません。
たるみは自然な老化現象ですが、肌へのダメージの蓄積、日常的なスキンケアや生活習慣によって若々しい印象をある程度保つことも可能です。完全に進行を遅らせることはできませんが、たるみの原因や対策方法を知っておくことで、早めに対策が行えます。
この記事では、50代でフェイスラインがたるむ主な原因と、予防に役立つケアについて紹介します。
50代のフェイスラインのたるみの原因とは?
50代でフェイスラインがたるむ主な原因は、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸といった肌の弾力を維持する成分の減少です。ほかにも筋力の低下や脂肪、骨の変化がたるみに関係している場合もあります。
ここからは、フェイスラインがたるみの原因について詳しく確認していきます。
コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸の不足
コラーゲンは、皮膚の奥にある真皮層に多く存在する物質です。エラスチンとともに網目状に広がって肌の弾力を保っていますが、年齢とともに生成量が落ちていき、肌の弾力が減少していきます。
ヒアルロン酸は細胞と細胞のあいだに存在し、水分を内部に抱え込んで保持する役割をもっています。コラーゲンやエラスチンと同じく、ヒアルロン酸も年齢によって減少する物質です。
顔まわりの筋力低下
顔には眼輪筋や前頭筋といった「表情筋」という筋肉が機能を調節しています。深部にあるこれらの筋肉が弱ってくると、皮膚を支える力が低下するため、たるみの原因となります。
脂肪の減少・肥大
中高年期は筋肉や骨の衰えに加えて、脂肪の減少や肥大が目立ちやすい時期です。
個人差がありますが、脂肪が多くついてくると重力にしたがってたるみやすくなり、反対に脂肪が減少しても残された皮膚のたるみが生じやすくなります。
骨の萎縮や靭帯の劣化
加齢とともに、顔の骨(顔面骨)の縮みや密度の低下、皮膚や脂肪を支える「支持靭帯(リガメント)」という結合組織の緩みや縮みによって、皮膚などが下垂しやすくなります。
骨や靭帯は顔の深い部分にある組織で、皮膚や脂肪を支える土台の役割を果たしています。しかし、年齢によって組織がもろく弱くなっていくほど、皮膚がたるみ老けた印象を与えるようになります。
50代のフェイスラインのたるみを予防するケア
50代のフェイスラインのたるみを予防するケアとして、保湿ケアの徹底や紫外線対策などが挙げられます。ここからは、たるみを予防するためのケアについて、スキンケアに取り入れたい成分を中心にみていきましょう。
保湿ケアの徹底
保湿ケアは、肌の表面が乾燥しやすいときに潤いを与えるためのスキンケアです。50代以降は水分や皮脂の量が減りやすいため、高い保湿効果が期待できる成分を含む化粧水や乳液を使うと良いでしょう。
同じメーカーのスキンケアシリーズは、成分同士の相性や安定性が考慮されています。乾燥肌や敏感肌の方は、異なるブランドやメーカーのものを併用するのではなく、同じメーカーのシリーズでスキンケアを揃えてみてください。
関連記事:50代で乾燥肌になる原因とスキンケアにおすすめの保湿成分を解説
ヒアルロン酸
ヒアルロン酸は保水力が高く、肌の潤いを保つ成分です。肌の乾燥はハリや弾力の低下につながるため、こまめに乾燥を防ぐためにはヒアルロン酸を含むスキンケアアイテムを選ぶと効果的です。
ヒアルロン酸を補うと肌の表面の水分量がアップし、ふっくらとした質感を与えます。
ナイアシンアミド
ナイアシンアミドは、ビタミンB3の一種です。コラーゲンの生成を助けて肌のハリを保つ役割があり、体内で活躍するビタミンB群としても重要な成分です。
身体の内側からバリア機能を補う作用があります、ナイアシンアミドを配合したスキンケアアイテムはヒアルロン酸と同じく低刺激で取り入れやすいため、水分が不足しがちな50代の方に適しています。
セラミド
セラミドは、肌の角質層にある脂質の一種です。人間の身体に元から存在する天然の物質で、水分を逃がしにくく肌を刺激から守るバリア機能を担っています。
セラミドが減ってくると、水分も一緒に逃げやすくなり肌の乾燥が進みます。ハリや弾力の不足、たるみへと進行することもあり、セラミドを配合した化粧水や美容液を普段のスキンケアに取り入れることが推奨されます。
コラーゲン
コラーゲンは、肌の奥にある真皮層に存在する物質です。エラスチンとともに肌の土台として機能し、表皮を下から持ち上げています。
コラーゲンの存在によって肌のハリや弾力は保たれていますが、年齢とともに生成量が減るため、皮膚のたるみを引き起こすことがあります。フェイスラインのたるみ、小ジワなどはコラーゲンの減少が原因であるケースが少なくありません。
コラーゲンを補うためには、コラーゲンを配合したスキンケア製品のほかに食べ物やサプリメントなどのアイテムの併用がおすすめです。
レチノール
レチノールはビタミンAの一種で、肌のターンオーバーを促す成分です。コラーゲンの生成を助ける働きがあり、食べ物やサプリメントからも補給することができます。
スキンケアで補う場合は、肌表面に残った余分な角質を取り除いて、くすみを減らし肌を明るくする効果が期待されています。
ただし、レチノールは敏感肌の方などには刺激になる可能性があります。定期的に使用するスキンケアアイテムは、低刺激(低濃度)のものを選ぶようにしてください。
紫外線対策
紫外線から肌を守ることは、乾燥肌や敏感肌の方にとって重要なスキンケアといえます。直射日光によって肌からは水分が抜けていき、乾燥した状態を招きやすくなるためです。
日焼け止めの使用、帽子や日傘の活用のほかにも、屋外では日陰を選ぶ、UVケアができる衣類やその他のアイテムを活用して、肌を守ることが大切です。
顔のマッサージ
顔は複数の筋肉に支えられていますが、表情をあまり動かしていないと筋肉が硬くなり、血流も低下していきます。
そこで、定期的に軽い力で顔のマッサージを取り入れるとよいでしょう。やさしく指をすべらせるようにしてマッサージを行うと、リンパや血液の流れが良くなります。
表情筋のトレーニング
表情筋は、顔の奥深くにある筋肉の名称です。喜怒哀楽の感情表現やその他の顔の機能をつかさどっている重要な筋肉ですが、年齢とともに衰えるため、たるみの予防に筋肉を動かすトレーニングを取り入れましょう。
「あいうえお」をはっきりとした口の動きで発音する、目を大きく見開いてから閉じるといった簡単なエクササイズを習慣にすることが効果的です。
生活習慣を見直す
顔まわりのたるみ予防には、生活習慣の見直しも重要です。うつむいたり首から上だけをかがめたりする悪い姿勢を見直し、背中を伸ばしてあごを引き、正しいポーズをとるようにしましょう。
血流を改善したい場合は適度な運動習慣や禁煙・断煙を。良質な水分を多く摂り、ジュースや清涼飲料水、アルコールを控えることが望まれます。
体内から老化を予防するためには、栄養バランスのとれた食事が重要です。偏った食事や過度なダイエット、暴飲暴食を避けて規則正しいメニューを摂取するように意識しましょう。
50代のたるみ解消メイク法
50代の方がたるみを解消するためのメイクについて、ベースメイク・目もと・リップ・ほお(頬)の順番にみていきましょう。
ベースメイク
たるみの解消には、肌の土台づくりが重要です。乾燥肌のままではメイクがきれいに映えないため、スキンケアのあとで保湿力の高い下地を使い、肌を整えます。
次に、ツヤ感のあるリキッドファンデーションを均一に伸ばしていきます。たるみのある部分には肌よりも明るめのコンシーラーを塗って、自然な光を活用してリフトアップ効果を引き出します。
全体の仕上げとしてフェイスパウダーを軽く乗せ、肌への密着感を高めます。
目もと
目もとは小ジワや笑いジワによって年齢を感じやすい部分です。まぶたのたるみには明るめのアイシャドウを使用し、立体感を出すことで解消効果が期待できます。
アイシャドウで陰影をつけたあと、まぶたの中央にパール系のハイライトを軽く乗せると、目元が明るく若々しい印象を与える仕上がりになります。たるみが重たげな印象の場合は、アイラインをまつ毛のすき間に引いて、目のフレームを強調しましょう。
目尻がたるんでいる場合は、アイラインを少し跳ね上げるように描くとリフトアップ効果が演出できます。
仕上げとして、マスカラを根元からしっかりつけて上向きに跳ね上げると、ボリューム感のある目もとができあがります。
リップ
口もとは、小ジワや口元のシワがあることでエイジングを感じさせる部分です。50代以降は唇の輪郭がぼやけやすくなるため、リップライナーで形を整えましょう。
リップクリームで唇の皮膚を保湿し、リップライナーで唇の輪郭よりも少しオーバー気味に描きます。リップライナーは唇の色と同じものを使い、ふっくらとした口元を演出します。
リップ(口紅)またはグロスを使い、縦ジワを目立たなくしていきます。リップなどで色を足す場合ははっきりとした発色のものがおすすめですが、濃く塗りすぎないように注意しましょう。
マット系は唇を乾燥させて、のっぺりとした印象を与えるため、唇全体を保湿できるテクスチャーや成分を配合したものを選ぶようにしてください。
ほお
たるみが気になるほお(頬)のメイクは、耳からあごにかけてのフェイスラインにシェーディングを入れ、輪郭をシャープにします。
フェイスラインのうち、骨をまたいだ両側(骨の下側と頬の側)にかかるようにシェーディングを入れていきます。濃い色は避け、ブラシでなでながら自然な色味を加えることが推奨されます。
チークは、肌になじみやすい色を選んで頬骨の高いところからこめかみに向かって斜めに入れます。適度な血色が出たら、次にハイライトを指の腹にとって頬骨の高いところから点状に乗せます。
ハイライトを塗り込んでしまうとギラギラとした印象になるため、点状に置くことでたるみを目立ちにくくする効果があります。頬以外にも光を足す場合は、目頭・鼻筋・唇の上にも点状に置いて整えます。
今すぐやめよう!たるみにつながるNG習慣
たるみの原因は老化だけではなく、毎日行っている習慣が原因の場合も。
顔の体操を過度に行うこと・肌に強い摩擦をかけるスキンケア・間違ったマッサージが挙げられます。たるみにつながってしまうNG習慣について、詳しくみていきましょう。
顔の体操を過度に行っている
顔の体操は、表情筋を柔軟にして鍛えるトレーニングやエクササイズの一種ですが、過度に行う必要はありません。筋肉にダメージを与えないように注意が必要です。
スキンケアで肌に強い摩擦を与えている
肌をゴシゴシと洗う、スクラブで削るように角質を落とす、肌に強く貼り付くパックを使う点といったスキンケア方法は、肌にダメージがかかるため乾燥肌や敏感肌の原因に。
摩擦や刺激を与えないように、やさしい力でスキンケアを行いましょう。
間違った方法でマッサージをしている
指の腹でやさしくすべらせるようにするマッサージは血行改善に効果的ですが、痛みを感じるほどのマッサージや、器具などを使った無理なマッサージは、かえって肌にダメージを与えてしまいます。
フェイスラインのたるみに効果的なスペシャルケアアイテム
50代のたるみや肌トラブルの改善には、美容液やシートマスク、美容器などの肌が喜ぶケアアイテムを取り入れてみてはいかがでしょうか。
美容液
美容液は、化粧水よりも高濃度にスキンケア成分を配合しています。保湿力が足りていないときには美容液をスキンケアにプラス
シートマスク
シートマスクは、肌にぴったりと密着して美容成分を届けてくれます。化粧水や美容液がすぐに乾いてしまうときは、シートマスクでじっくりとお肌を保湿しましょう。
美容器
美容器には、たるみの改善(リフトアップ)や乾燥肌対策に効果が期待できるものが揃っています。複数のアイテムを組み合わせて使ったり、肌悩みに合うものを選んだりと、自分だけのセルフケアが実現できます。
50代からはフェイスラインのたるみをケアしよう
今回は、50代でフェイスラインがたるむ主な原因と予防に役立つケア方法を紹介しました。
衰えを感じやすい50代からは、身体の外側と内側のケアが重要です。お肌のための特別なケアやアイテムを取り入れ、成分に注目してスキンケア製品を選ぶといった、自分のためのケアでたるみを対策していきましょう。
自宅でできるスキンケアには、セルフエステの機能をもつ美容器がおすすめです。たるみの引き上げや小顔効果など、目的に合わせて選んでみてください。
株式会社NBSでは、サーマルフラクショナルを含む5つの機能を1台に集約した、家庭用美顔器『MetaLT』を提供しております。
エステサロンに定期的に通うのが難しい方でも簡単にお手入れできるので、サーマルフラクショナルにご興味をお持ちの方は、ぜひ一度お問い合わせください。

カスタマーサポート責任者:小島
NBSへ入社後、エステサロンの勤務から始まり、数々の経験を経て店舗責任者として勤務。
サロンにおいてはサロン売上№1、新規カウンセリング平均成約率95%、お客様指名率№1、アンケート回収率№1など。現在はカスタマーサポート責任者として、オーナー様やサロン顧客様の満足度向上を果たすために様々なサポートを実施中。
▼多数セミナーにも登壇
https://www.youtube.com/watch?v=3YTkqzAKdKU
▼MetaLT 公式Instagram
@metalt_official
▼NBS Instagramアカウント
@nbs_official
@nbs_salonsupporter
@n_ayamisato